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2016年10月 アーカイブ

2016年10月02日

三島由紀夫「ライ王のテラス」と天空の城ラピュタとアンコールワット

三島由紀夫「ライ王のテラス」という戯曲をご存知ですか?最近宮本亜門の演出、鈴木亮平主演で今年三月に上演されました。

三島由紀夫「ライ王のテラス」という戯曲をご存知ですか?最近宮本亜門の演出、鈴木亮平主演で今年三月に上演されました。

三島由紀夫最後の戯曲であり、先のブログでご紹介した最後の小説「豊饒の海 第三巻 暁の寺」の取材に三島が1970年にタイに行ったあとに、カンビジアに足を延ばし、アンコールワットに行って、そこで着想して書いたそうです。

題名がセンシティブなのか、本は発禁となり、今は、三島由紀夫全集25巻でしか見られないそうです。
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ストーリーは日本では鎌倉時代を同時代とするクメール王朝の国王 ジャヤーヴァルマン7世が遠征し、勝利し、アンコールワットの隣接しているところに、バイヨン神殿を作るところから始まります。
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(アンコールワット)
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(バイヨン神殿)
しかし、王宮の場所や向きが悪い、と占い師に反対されながらも、王は王宮建設を着工します。terasu1.jpg
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(ライ王のテラス)

それが原因かどうかは定かではありませんが、王はライ病に侵され、人前に姿を現さなくなります。
そうしているうちに、側近の宰相は、王を暗殺しようと試み、王の生みの母は宰相とねんごろになり、王を殺して、もう一度生みなおそう、と試み、第2王妃に、王の暗殺を命じます。

しかし第2王妃はそれを拒み、しかし宰相に犯されそうになります。 そこを王の母が宰相を背後から刺し、宰相は死の間際に王に、自分と第2王妃は密通していた、と嘘をついて死んでいきます。

王は誰も信じなくなり、ナーガという蛇神を妃として、誰も近づけようとはしません。
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(蛇神ナーガ)

いよいよ王に死が近づき、王は死ぬ間際に、自分の健康な時の若い肉体の王の幻を見ます。

そして王の精神と肉体の対話がはじまり、肉体は肉体の不死の勝利を主張し、精神は精神の永遠の勝利を主張しました。

しかしついに、王は死にます。塔上の若く美しい肉体は自らの勝利を讃え、「肉体こそ永遠なのだ。青春こそ不死なのだ」と言いました。

三島は、市ヶ谷駐屯地での自死を決意し、自分の精神と滅びゆく肉体に問いかけていたのでしょう。

確かに、三島の精神は死後50年経とうとしている今日でも、いや今日こそ、予言者の復活のごとく燦然と注目されています。

これだけ、死後50年たっても、いまだに映画や劇で上演される作家は、空前絶後でしょう。


話は飛びますが、天空の城ラピュタを見たことがありますか?

かつて栄えていた都市が滅び去り、壊れたロボットがなまなましく、ときどき忘れたように動く。

アンコールワットへ行った時、ラピュタを思い出しました。

まさにラピュタの世界が繰り広げられていました。

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アンコールワットがいつ滅びたか、はっきりわかっていません。タイに滅ぼされたとも、南に王国の首都を移したとも言われています。

アンコールワットが発見されたのは19世紀、フランス人によってジャングルで見つけられました。

アンコールワットの壁画の天地創造は、日本の古事記や日本書紀の天地創造ととても似ています。

歴史学者トインビーによると、文明のサイクルは、自然環境と優れた指導者が現れて誕生し、自然環境や人口増加、隣国との戦争などの問題解決する過程で成長し、問題解決に失敗して衰退を始め、内乱やクーデター、隣国にとの戦争で滅ぼされるそうです。

企業も似たようなものですが。

しかし文明が栄えている時間は本当に一瞬です。

ちなみに最強の恐竜Tレックスは、3000万年地球を支配していました。人間はせいぜい20万年。文明が生まれたときを考えると、せいぜい一万年です。

そんなあっと言う間の時間で、人の一生はさらに一瞬です。

アンコールワットには、江戸時代に森本一房という日本人が祇園精舎と間違えて出かけたそうです。

祇園精舎といえば、平家物語
「祇園精舎の鐘の声 諸行無常の響きあり 沙羅双樹の鐘の色 盛者必衰の理を現す おごれるものは久しからず ただ、春の夜の夢の如し 」
アンコールワットの回廊には、さまざまな歴史を刻んだ叙事詩が描かれています。

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人の少ないこの回廊の石の彫刻を眺めながらあるいていると、本当に人間の肉体は一瞬に滅びるのだなあ、と感じます。

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「ライ王のテラス」の主題が身に染みて感じます。

回廊の石の彫刻を眺めていると、突然激しいゲリラ豪雨がふり注ぎました。こちらの通り雨は降る時間は短いのですが、降るときは、バケツの水を流すがごとく、降り注ぎます。
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現世で右往左往する私たちも、アベノミクスも、大恐慌も、中国や北朝鮮問題も、国債暴落の恐れも、そして地震すらも ただ春の夜の夢の如しです。

ミドル&シルバーベンチャーコンソーシアム MSVCを発足します。

メディアファイブでは、このたび、ミドル&シルバーベンチャーコンソーシアム MSVCを発足します。

このコンソーシアムは、日本で最も多い年齢層40代、50代、60代の人々が、従来のキャリアと経験を活かし、お互い提携しあいながら、次の人生を豊かにするために、新しいビジネスを立ち上げることを支援するコンソーシアムです。

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(総務省)

日本の人口構成において、40歳以上の人は60%います。寿命はどんどん延び、しかし、定年は60か長くて65です。男性の平均寿命は80歳、女性は86歳なので、20年は年金で暮らさなければなりません。

今、米国ではフリーランスという専門職が増加しているのは、先のブログでご紹介しました。

日本でも定年後フリーランスという形で、少しでも収入があれば、年金暮らしに比べ、とても豊かな気持ちで過ごせ、なによりも世の中でまだ自分が必要とされている実感が持てるはずです。

仕事のキャリアも経験も充実したこの世代が、お互いに長所を補い合って、しかも同じ年代をターゲットにビジネスをすることは、けっして不可能ではないはずです。

なにかを販売するのか、なにかをコンサルするのか、なにかを代行するのか、ミドル&シルバー市場は、単なる消費するだけの市場では、なかなか広がらないでしょう。

しかし、自分もなにかしか世の中に役だつ、さらにビジネスとしていくらかでも利益を得られる、といったことになれば、お金を出します。

ただ、どんなビジネスも簡単に成功するものではありません。どんなに早くても3年、10年かかるのも珍しくなく、大切なことは、諦めないことです。松下幸之助の有名な言葉で「ビジネスの失敗は諦めるとき」というのがあります。40代、50代からスタートして、60代になって花が咲けばよいのです。

是非、そういった夢のようなコンソーシアムにしていきたいと存じます。

金融市場では、行き場のないお金があふれています。


この市場が花開くとき、日本は25年以上停滞した経済を打ち破ることができるでしょう。その時、ようやく日本ならではの産業革命が成就するのです。


確かに、日本の研究は優れています。しかし、それは日本の産業にのみ生かすことはできません。


すでに金融と情報を外国に抑えられているからです。


日本にできることは個人を活性化させること、内需を拡大すること、シルバー市場を生かすことです。

2016年10月15日

タイの国王

先日、タイのプミポン国王が御他界されたことがニュースで流れました。

タイの空港に降りると、国王夫妻の肖像がバンコク市内のいたるところで掲げられ、日本とは違う社会であることを思い知らされます。
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先のブログでも触れましたが、長年タイに在住の方によりますと、戦後、元々軍事クーデターで民主主義が戻り、軍部は政治は停滞すると、すぐに軍事クーデターを起こすそうです。長い間タクシン派と反タクシン派の対立が続き、その調停も最後は王がするそうです。

ちなみにタイ国王室は、世界で最も資産の多い王室だそうです。

隣国のカンボジアやベトナムに比べ、タイの幸運は、プミポン国王が大きく影響していたのかもしれません。

ひょっとしたら、日本の明治天皇にちかいかもしれません。

ドナルドキーンの明治天皇を読み返してみます。

2016年10月16日

ドナルドキーンの「明治天皇」

タイ国王の死去で、ふと日本の天皇制について考えました。

この休みに、ドナルドキーンの「明治天皇」を久しぶりに読み返しました。
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今、関心のある天皇論はこの分厚い明治天皇と、ハーバードヒックスの昭和天皇です。

勿論日本人の書いた天皇論もだいたい読みましたし、陰謀論的な本も随分読みました。

明治天皇すり替え説です。

その真偽はともかく、日本人の書いた天皇論はだいたい偏っています。


今はなるべく客観視された天皇論を考えてみたいのです。


と思ってドナルドキーンの書いた、この分厚い明治天皇の上巻を紐解くと、すぐにとても面白い記述がありました。この文献は明治天皇実記という13冊からなる宮中の記録をベースにしているそうです。


それは父の孝明天皇が崩御し、明治天皇が即位したての時、孝明天皇の亡霊が頻繁に夜だけでなく、昼も出没し、明治天皇を悩ましたそうです。

孝明天皇が暗殺された噂は現代でも有名です。

第一の容疑者は岩倉具視で、第二の容疑者は伊藤博文です。

僕はこの記述にとても興味を覚えました。

まさにシェイクスピアのハムレットと同じストーリーだからです。

しかし、明治天皇はハムレットと違って、父を暗殺した疑いのある岩倉具視も、伊藤博文もことの外信頼していました。

明治天皇すり替え説が出てくる原因はこういったこともあるのでしょう。

一番大きいのは、本来北朝系であるはずの明治天皇が、南朝を正当化し、南朝で活躍した人々を祀る神社を国家プロジェクトとして進めたのです。

その第一が、先々週薪能を開催した大塔宮です。

護良親王→鎌倉 大塔宮 明治2年設立 
kamakuratakigi.jpg(大塔宮 薪能)
明治天皇は能が好きだったので、多くの明治天皇の建てた大社は薪能をします。

後醍醐天皇→奈良 吉野神宮 明治22年設立 
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(吉野神宮)
宗良親王→静岡 井伊野谷宮 明治2年設立
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(井伊野谷宮)
新田義貞→福井 藤島神社 明治3年設立
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菊池武時 菊池神社→熊本 菊池神社 明治3年設立
楠木正成→神戸 湊川神社 明治5年設立 
北畠顕家、親房→福島 霊山神社 明治14年設立 
北畠顕家、親房 大阪 安倍野神社 明治15年設立 
北畠神社 明治15年改称

明治天皇が巡業の折に、その土地土地で、活躍した南朝の人を祀りました。

しかし護良親王、宗良親王、新田義貞、菊池武時、楠正成がまず先で、後醍醐天皇を祀るのが明治22年まで祀らなかったのが不思議といえば、不思議です。

ただ、「明治天皇」という学術的な本を読む限り、すり替え説はやはり事実ではないかもしれません。

というのは、鎌倉時代以降、積極的に政治にかかわろうとした天皇は、後鳥羽上皇、後醍醐天皇そして、500年以上たってはじめて孝明天皇が開国を反対して主張したのです。

しかも息子の明治天皇は小さいころから、一貫して、そういう父の意見に異を唱えていました。

まさに明治天皇の性格は小さいころから変わっていないのではないか、と思わせる史実の記録があります。

たとえ、北朝系の天皇といえども、明治天皇は建武の中興の再現を起こそうと、それは孝明天皇の強い意志でもあったのではないか。

そして孝明天皇を後醍醐天皇の対比として、自分は護良親王になぞらえたのではないか。

そして、実の父といえども、もし孝明天皇が生きていたら、自分も護良親王と同じ目にあったかもしれない、と考えたのかもしれません。

明治天皇は、小さいころから太平記や北畠親房の神皇正統記を好んで勉強していたという。

そういうことも南朝支持を打ち出したことなのではないか。

一生で10万の和歌をつくるなど、もし少年期を庶民の中で暮らしてできるものだろうか?

さらに明治天皇が崩御したとき、世界中のマスコミは明治天皇を賞賛したという。

ドナルドキーンも当時の世界の皇帝のなかで、明らかに最高の皇帝だったと言い切る。

他国との戦争や侵略を嫌がり、しかし、政治にはなるべく口出しをせず、しかし、日本を正しい方向へ導く。

明治天皇は有史以来もっともすぐれた天皇だったようです。

孝明天皇は毎日幼少時の睦宮(明治天皇)に和歌の指導をしたといいます。

生まれながらの帝王学を学ばなければ、ここまで完成した王は無理なのではないでしょうか?

明治天皇は11人の子供を生みましたが、生き残ったのは、わずか三人、しかも皇子は大正天皇だけでした。

大正天皇はあまり肯定的な評価を歴史家はしておりません。

しかしあれだけの漢詩をつくれるのは、相当明晰でないと無理だと思います

大正天皇は山形有朋を最も嫌い、山形も大正天皇をなるべくお飾りにしようとしたようです。

昭和天皇は明治天皇を手本としました。

しかし明治天皇を手本とすればするほど、昭和の時代は、どんどん難しい方向へ流れていきました。

それは明治の時代に、清、ロシアという大国に勝利し、それは国民に、戦争がなんでも解決してくれる、という軍隊万能観をうえつけてっしまったようです。

欧米列強は日本を見直した、というより、警戒し始め、

そして1923年関東大震災が起こり、東京が灰塵に帰し、追い打ちをかけるように1929年に世界恐慌が起こりました。

東北では大飢饉により、餓死者や娘を身売りする家が増え、さらなる2.26事件へとつながります。

ある意味、明治が偉大な時代であればあるほど、その反動のつけが昭和にまわってくるのです。

次回、ヒックスの昭和天皇論を紹介します。


しかし、孝明天皇はどんな思いで、引き継いだばかりの明治天皇の前に亡霊となって現れたのでしょうか?

NHKスペシャル マネーワールド資本主義の未来

「NHKスペシャル マネーワールド資本主義の未来」

とうとう、こういう番組が放送されるようになりました。

資本主義は行き詰まり、この先どうすればよいか、というドキュメンタリーです。
http://www6.nhk.or.jp/special/detail/index.html?aid=20161016

全五回の放送だそうです。

第1集 世界の成長は続くのか

第2集 経済の“支配者”は誰か~国家 VS 市場経済・ルールをめぐる闘い~

第3集 富は分かち合えるのか~巨大格差の果てに~

大切なことです。
ぼくがブログでおっかなびっくり述べていることです。
ちょっとホッとしています。
こんなこと言っていいのかな、とか思いながら書いていたら
税務署が入っちゃったりして・・・・
やっぱりやばいのかなあ、って思っていたところだったので
取り越し苦労でよかったです。(冗談です。)

第1集は、かいつまんでいうと、世界経済はいきづまり、格差はひろがり、残る希望はAIとエコノミーシェアリングだ、ということです。

原因は中流の罠です。つまり、世界中である程度の現代的な生活が実現されたので、基本的欲望はもうない、ということです。

そして、それを打破するビジネスのひとつとして、まずAIを紹介されました。

AIを活用して、ファイナンスをする企業が、イギリスのEU離脱で大儲けした、という話です。

次に、エコノミーシェアリングなるものが、紹介されました。

それはなにか、というと民泊です。フランスで民泊を進めるインターネット会社が7兆円企業に成長し、利用者は一億人を突破したことを述べてます。

そして、紹介された民泊をしているフランスの個人宅は年間350万円それで稼いでいるそうです。

第1集の紹介はこれまでにして、僕の感想です。

AIはもう、一般人を豊かにするためには無理です。ここの領域はそれこそ、第2集であきらかになる、ハーバードやスタンフォードの出身勢、つまり、グーグル、フェイスブック、マイクロソフトの領域なのです。

金融と情報(インターネット)を押さえられているので、庶民の恩恵はありません。

次に、エコノミーーシェアリング、これは、どこでも民泊をやれ、っていうことではないですよね?

ちょっと言い方は違うと思います。これこそ、僕が長年主張している、消費者の投資家化、つまり個人が自己投資して、ビジネスし、少し豊になることです。

民泊もその一つにすぎません。自宅を改造し、宿泊客をとるビジネスなのですから。

それ以上に、資格者などのスペシャリストが提携してビジネスをする市場こそ、今後飛躍的に拡大していく市場なのです。


手前みそですが、2009年に出版した「究極の経営」で主張したことです。

是非このNHKスペシャルはとてもわれわれ庶民の行く末を見据える大事なドキュメンタリーなので
みなさんもご高覧することをお勧めします。

2016年10月22日

NHKスペシャル 第二集 国家vs市場経済 第3集 富は分かち合えるのか~巨大格差の果てに~

第2集 第3集 ともに最初に衝撃なことばが述べられました。

トップ63人が、下位32億人の資産と同じ、ということです。


そして、一国のGDPを超える企業がランキング10位くらいから出てくることです。そして20位以下はほとんどが企業で占められることです。


そして、数多くのグローバル企業が、小国を裁判で訴えている、ということです。


さらに驚くことに、フリードマンの孫が、グローバル企業のための、国家を作ろうとしていることです。
もっとも小さい国を買収なり、交渉して、そこにグローバル企業は本社を置き、税金を大幅に軽減させよう、ということです。


最近、金融ビジネスで有名になったケイマン諸島はその一例でしょう。

もはやグローバル企業自体が、ものすごい力をもった新興国として変貌していくのです。


その一方で、あるスペインの村が紹介されました。

その村では、人間の根幹となるビジネス、衣食住にかかわることは、村営にして、利益をあげてはいけないしくみにしています。

村の経済は発展し、若い人の流入は増加し、とてもハッピーだ、ということでした。

村長の采配が優れているのでしょう。

しかし、これは、マルクスの主張する、まさに共産主義国家そのものです。


資本主義は競争から共存へと変化していくのです、と結論づけます。

村の規模が小さいのと、村長の手腕が稀有であることが、うまく共存社会をつくったのであり、時間と規模が拡大すれば、社会主義国家の失敗を繰り返えさない保証はありません。

いずれにしろ、第1集と同じく、現状の問題点の指摘は、とても驚愕するショッキングな内容なのですが、資本主義の次はなにかの結論には、説得力がないドキュメンタリーでした。


ただ、格差社会に不満をもつ人々は、中国が、毛沢東回帰しているように、またゲバラブームの再燃にも象徴されるように、共産主義を目指しそうです。

1世紀前に比べ、格段と生産性があがっているので、スペインの村のように、よりマルクスの理想的な共産主義社会は実現しやすいでしょう。しかし一党独裁はやはり大きな危険をはらむと思います。

われわれは、社会主義革命が起きた時、スターリン時代に2000万人、文化大革命時に3000万人、カンボジアでも300万人の殺人が起きたことを忘れてはなりません。

歴史は繰り返します。

国の変遷を一言でいうと、日本は、明治維新で開国し、日清、日露戦争で勝利し、関東大震災と世界恐慌を経験し、満州事変を起こし、中国と戦争し、そして、米英と開戦し、広島長崎に原爆をおとされ、大都市は空襲で焼け野原となり、1945年無条件降伏をしました。

戦後、朝鮮戦争特需で、経済は復興し、商社が活躍し、家電・自動車メーカーが急成長し、不動産価格が急騰しバブルとなり、昭和から平成へと変わり、バブルがはじけ、証券市場でマザーズが作られ、ITバブルが起こり、そしてはじけ、長期不況となり、民主党政権が誕生し、しかし自民党政権に戻り、アベノミクスで経済を立て直そうと、いう状況です。

日本という国家と庶民である我われがどのようにかかわるのか、今、だれもが考え直すべき時だと思います。

2016年10月24日

富裕層が貧困対策を始めだした。しかし・・

昨日のNHKスペシャル マネーワールド第3集で、米国において、富裕層が、自ら増税への運動を開始した、という報道がなされました。

ただ、政府のお金を増やしただけで、貧困対策をすることは難しく、やはり消費者が、自ら、自営業的な投資活動を行う人が普及していかなければなりません。


インターネットはインフラサービスであり、基本サービスは無料のビジネスです。テレビがインターネットにとってかわっただけで、もっと悪いのは、テレビは国内産業として守られてても、インターネットはグローバルです。


昭和の時代は、ラーメン屋や食堂、酒屋に薬屋、さまざまな個人事業主がいました。

しかし、今は巨大チェーン店やコンビニエンストアが、所せましと地域を席捲し、個人自営の出る幕はありません。

農業は、大手がまだ手をださない、魅力的な第2起業なのではないでしょうか?


先日所沢で、体験農業の民泊施設を見学にいきました。


つかわれなくなった農家を改造して、家族を泊めて体験農業をさせる施設です。

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totoro3.jpg(体験農場)

本当に「となりのトトロ」の世界でした。
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(トトロに出てくる五右衛門風呂)

最近は予約が急増し、休日はなかなか予約がとれないそうです。
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過疎地域での農業もとても魅力的な第二起業になるでしょう。


資格がらみのサービスはインターネットでどこでででもできます。


過疎地域で、農業をしながら、半分自給自足の、のんびりネットを活用したサービスビジネスを展開するのもいいかもしれません。


でも、それについてくるような、できた奥さんはなかなかいないかもしれませんが。


とにかくミドル&シルバーエイジが、投資活動を活発化することが、景気を押し上げる最有効手段だと思います。


そしてそれによる国全体の景気浮上の最も大きな利益をえるのは、グローバル資本家でしょう。


それこそ、共存共栄の安定した資本主義の次の社会が実現するのです。

2016年10月28日

なぜ資本主義が行き詰ったか?情報革命は、現在、供給サイドの革命が進んだところです。これから、需要サイドの革命がおこるのです。

 なぜ資本主義が行き詰ったか?私なりの解釈をさせていただければ、資本主義はそもそもは、生活改革なのです。

20世紀になり、機械、電気が発明され、自動車、テレビ、洗濯機や冷蔵庫などの生活をドラスティックに変革するものが発明され、最初は先進国の庶民の生活が変わり、そして21世紀に入り、発展途上国の生活が変わり、いまは世界にそれがいきわたり、資本主義は行き詰りました。

そしてIT革命が起きたのですが、これは米国を中心に情報革命が起きました。

これはものすごい勢いで広がったのです。

なぜなら供給サイド中心の革命だったからです。
Google,facebookが象徴するように、需要サイドは基本タダなのです。

勿論初期の段階はパソコン、スマフォ、タブレットとハード面では消費者サイドはお金を出しました。

しかし肝心のソフト面はタダが基本なため、中心となる人以外の仕事は消え、景気は悪化し、格差が広がり、資本主義の行き詰まりが露呈し始めたのです。


そしてこれから需要サイドの変革が必要となり、起きてくるのです。それこそが、消費者の投資活動なのです。

民泊に象徴されるシェアエコノミーもその一つでしょう。

なによりもビジネス経験豊富な40代以上の人々が、SNSやグループウエアなどITを活用して、第2の起業もしくはフリーランスで活動することが普及することこそ、需要サイドの情報革命なのです。

しかし、これから、さらに格差は広がる、というより、中間層が激減し、貧困層が急増していく中で、なにかしかのビジネスをしていかなければ、生活が苦しくなる人が増加します。


そして受け身であった、消費者層が、少しでも生活を良くしようとインターネットで仕事を探すようになるでしょう。


そして、消費者が少しづつ、自分のビジネスのための投資活動も始めだします。

その流れが広がり、大きな川になったとき、真に工業化社会から情報化社会への移行が完成するのです。


情報革命は、現在、折り返し地点である供給サイドの革命が進んだところです。

これから、需要サイドの革命がおこるのです。

これと同じようなことが、18世紀後半以降にも起きました。農業から工業化社会への移行期の産業革命でです。

機械の発明により、農業の生産性が向上し、大規模農業へ移行し、溢れた大量の農民が、都市に流入し、工場の労働者の担い手になっていきました。

機械が単なる道具であるように、インターネットも単なる道具です。

供給が先行し、需要がそれに続くのは世の常です。

インターネットを活用して、SNSやグループウエアや思考支援ツールを活用して新しいサービスを考えましょう。

今まではベンチャー経営者が主役でした。

そして次の主役は、あなたです!

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