「NHKスペシャル マネーワールド資本主義の未来」
とうとう、こういう番組が放送されるようになりました。
資本主義は行き詰まり、この先どうすればよいか、というドキュメンタリーです。
http://www6.nhk.or.jp/special/detail/index.html?aid=20161016
全五回の放送だそうです。
第1集 世界の成長は続くのか
第2集 経済の“支配者”は誰か~国家 VS 市場経済・ルールをめぐる闘い~
第3集 富は分かち合えるのか~巨大格差の果てに~
大切なことです。
ぼくがブログでおっかなびっくり述べていることです。
ちょっとホッとしています。
こんなこと言っていいのかな、とか思いながら書いていたら
税務署が入っちゃったりして・・・・
やっぱりやばいのかなあ、って思っていたところだったので
取り越し苦労でよかったです。(冗談です。)
第1集は、かいつまんでいうと、世界経済はいきづまり、格差はひろがり、残る希望はAIとエコノミーシェアリングだ、ということです。
原因は中流の罠です。つまり、世界中である程度の現代的な生活が実現されたので、基本的欲望はもうない、ということです。
そして、それを打破するビジネスのひとつとして、まずAIを紹介されました。
AIを活用して、ファイナンスをする企業が、イギリスのEU離脱で大儲けした、という話です。
次に、エコノミーシェアリングなるものが、紹介されました。
それはなにか、というと民泊です。フランスで民泊を進めるインターネット会社が7兆円企業に成長し、利用者は一億人を突破したことを述べてます。
そして、紹介された民泊をしているフランスの個人宅は年間350万円それで稼いでいるそうです。
第1集の紹介はこれまでにして、僕の感想です。
AIはもう、一般人を豊かにするためには無理です。ここの領域はそれこそ、第2集であきらかになる、ハーバードやスタンフォードの出身勢、つまり、グーグル、フェイスブック、マイクロソフトの領域なのです。
金融と情報(インターネット)を押さえられているので、庶民の恩恵はありません。
次に、エコノミーーシェアリング、これは、どこでも民泊をやれ、っていうことではないですよね?
ちょっと言い方は違うと思います。これこそ、僕が長年主張している、消費者の投資家化、つまり個人が自己投資して、ビジネスし、少し豊になることです。
民泊もその一つにすぎません。自宅を改造し、宿泊客をとるビジネスなのですから。
それ以上に、資格者などのスペシャリストが提携してビジネスをする市場こそ、今後飛躍的に拡大していく市場なのです。
手前みそですが、2009年に出版した「究極の経営」で主張したことです。
是非このNHKスペシャルはとてもわれわれ庶民の行く末を見据える大事なドキュメンタリーなので
みなさんもご高覧することをお勧めします。