メディアファイブでは、このたび、ミドル&シルバーベンチャーコンソーシアム MSVCを発足します。
このコンソーシアムは、日本で最も多い年齢層40代、50代、60代の人々が、従来のキャリアと経験を活かし、お互い提携しあいながら、次の人生を豊かにするために、新しいビジネスを立ち上げることを支援するコンソーシアムです。
(総務省)
日本の人口構成において、40歳以上の人は60%います。寿命はどんどん延び、しかし、定年は60か長くて65です。男性の平均寿命は80歳、女性は86歳なので、20年は年金で暮らさなければなりません。
今、米国ではフリーランスという専門職が増加しているのは、先のブログでご紹介しました。
日本でも定年後フリーランスという形で、少しでも収入があれば、年金暮らしに比べ、とても豊かな気持ちで過ごせ、なによりも世の中でまだ自分が必要とされている実感が持てるはずです。
仕事のキャリアも経験も充実したこの世代が、お互いに長所を補い合って、しかも同じ年代をターゲットにビジネスをすることは、けっして不可能ではないはずです。
なにかを販売するのか、なにかをコンサルするのか、なにかを代行するのか、ミドル&シルバー市場は、単なる消費するだけの市場では、なかなか広がらないでしょう。
しかし、自分もなにかしか世の中に役だつ、さらにビジネスとしていくらかでも利益を得られる、といったことになれば、お金を出します。
ただ、どんなビジネスも簡単に成功するものではありません。どんなに早くても3年、10年かかるのも珍しくなく、大切なことは、諦めないことです。松下幸之助の有名な言葉で「ビジネスの失敗は諦めるとき」というのがあります。40代、50代からスタートして、60代になって花が咲けばよいのです。
是非、そういった夢のようなコンソーシアムにしていきたいと存じます。
金融市場では、行き場のないお金があふれています。
この市場が花開くとき、日本は25年以上停滞した経済を打ち破ることができるでしょう。その時、ようやく日本ならではの産業革命が成就するのです。
確かに、日本の研究は優れています。しかし、それは日本の産業にのみ生かすことはできません。
すでに金融と情報を外国に抑えられているからです。
日本にできることは個人を活性化させること、内需を拡大すること、シルバー市場を生かすことです。