なぜ資本主義が行き詰ったか?私なりの解釈をさせていただければ、資本主義はそもそもは、生活改革なのです。
20世紀になり、機械、電気が発明され、自動車、テレビ、洗濯機や冷蔵庫などの生活をドラスティックに変革するものが発明され、最初は先進国の庶民の生活が変わり、そして21世紀に入り、発展途上国の生活が変わり、いまは世界にそれがいきわたり、資本主義は行き詰りました。
そしてIT革命が起きたのですが、これは米国を中心に情報革命が起きました。
これはものすごい勢いで広がったのです。
なぜなら供給サイド中心の革命だったからです。
Google,facebookが象徴するように、需要サイドは基本タダなのです。
勿論初期の段階はパソコン、スマフォ、タブレットとハード面では消費者サイドはお金を出しました。
しかし肝心のソフト面はタダが基本なため、中心となる人以外の仕事は消え、景気は悪化し、格差が広がり、資本主義の行き詰まりが露呈し始めたのです。
そしてこれから需要サイドの変革が必要となり、起きてくるのです。それこそが、消費者の投資活動なのです。
民泊に象徴されるシェアエコノミーもその一つでしょう。
なによりもビジネス経験豊富な40代以上の人々が、SNSやグループウエアなどITを活用して、第2の起業もしくはフリーランスで活動することが普及することこそ、需要サイドの情報革命なのです。
しかし、これから、さらに格差は広がる、というより、中間層が激減し、貧困層が急増していく中で、なにかしかのビジネスをしていかなければ、生活が苦しくなる人が増加します。
そして受け身であった、消費者層が、少しでも生活を良くしようとインターネットで仕事を探すようになるでしょう。
そして、消費者が少しづつ、自分のビジネスのための投資活動も始めだします。
その流れが広がり、大きな川になったとき、真に工業化社会から情報化社会への移行が完成するのです。
情報革命は、現在、折り返し地点である供給サイドの革命が進んだところです。
これから、需要サイドの革命がおこるのです。
これと同じようなことが、18世紀後半以降にも起きました。農業から工業化社会への移行期の産業革命でです。
機械の発明により、農業の生産性が向上し、大規模農業へ移行し、溢れた大量の農民が、都市に流入し、工場の労働者の担い手になっていきました。
機械が単なる道具であるように、インターネットも単なる道具です。
供給が先行し、需要がそれに続くのは世の常です。
インターネットを活用して、SNSやグループウエアや思考支援ツールを活用して新しいサービスを考えましょう。
今まではベンチャー経営者が主役でした。
そして次の主役は、あなたです!