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2019年01月 アーカイブ

2019年01月01日

新年あけましておめでとうございます。

新年あけましておめでとうございます。

ことしもよろしくおねがいします。


昨年、プレミア6シリーズ全て、AI搭載になりました。。

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これは、まだまだ本当にお客様のご満足いくには、改良が必要です。
お買い上げのみなさんは、システム更新でどんどんステップアップしていきます。まさに成長する商品です。

最終的に、AI「ルナ」がほんとうにみなさんの勉強のパートナーにさせることが、目標です。
そうなるために、もう少し時間がかかりますので、お待ちいただければ、と存じます。

AI「ルナ」の目指すことは、たとえば、通信教育で、ユーザーが三日坊主とはいわなくても、1っか月で挫折する人は実に7割以上にのぼります。そういう人たちが、やる気をおこして、自分のペースで勉強をはじめ、その熱の入れ方に応じて勉強方法を変え、より多くの人を試験日までに、合格点がとれるようにナビゲートすることです。

本来、その人の性格や知能によって、もしくは家庭環境によって、だいたい学歴は決まってしまいます。しかし、その性格や知能を、コンピュータが察知して、またその時の気分も察知して、その人にあった学習法や教材を提供できれば、自分の能力を超えた結果が出せる可能性はあります。

昨日、NHKスペシャルで、「衝撃の書」が語る未来ーサピエンス全史・ホモデウスというドキュメンタリーを放映されていました。

サピエンス全史は今年の夏に読みました。ホモ・デウスは知りませんでした。
サピエンス全史は、人類が誕生してから今日までの歴史を包括的に述べています。ホモ・デウスは、サピエンス全史を踏まえながら、これからの人類の未来の予言の書です。

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ホモ・デウスによると、人類はグローバル、統一へ向かう、という話です。

まずサピエンス全史では、狩猟時代から、農業時代になり、いつでも安定的に食料を供給できる、とおもいきや、そこで、はじめて、国家がうまれ、支配者と被支配者、貧富の差が生まれる、ということを説明しました。

これはどんどん時代が移るに従い、その格差は広がるばかりです。

それが、情報、金融、知能の革命が起きると、一部の人間は神になり、つまり「ホモ・デウス」となり、その他大勢は、無用者になる、ということです。

情報と金融が、AIを活用することにより、確実に富と権力は、米国を本拠とするグローバル資本家に集中してきました。

そして世界は、GDPで断トツの米国と、それに追従する中国と、GDPは低いが強い軍事力を持つロシアの三つに分権化されています。

そのなかで、日本は、情報、金融、流通まで米国に支配されつつあり、大企業は、外資に占められ、日本の企業ではなくなりつつあり、中小企業は、消費税や社会保険など高い税金と厳しい雇用政策により、重たい錘をつけながら、縮小する内需の海で溺れかかっています。

今、日本全体が「無用者」になろうとしているのです。権力を持った三国のエージェント以外は。

だから、AIに関しては、独自のものを使わなければなりません。情報、金融は仕方ないかもしれません。しかしAIまで、考えるところまで、すでにホモ・デウス、つまり神になりつつあるグローバル資本主義にゆだねたら、あとは、徐々、利益の源泉を吸い上げられ、無用者になるしかないのです。

それは、いまから25年前、いかなる商売も、インターネットで販売を開始しましたが、多くの小売店は消え、今やアマゾンにどんどん吸収されていきます。

アマゾンは1995年、書籍流通の物販からはじめました。97年にナスダックに上場し、2001年にようやく黒字転換しました。

いまや、あらゆるものを販売し、書籍も古書から、電子書籍にいたるまで、あらゆるものを飲み込み、18兆円という世界トップクラスの企業になりました。いまやキンドルで、出版社も通り越し、著者と直接結び付く事業もやっています。

スマフォのシェアもアップルが実に、日本では68%です。

勿論トヨタ、ユニクロ、ソフトバンク、任天堂、ソニー、楽天、zozoなど、儲かっている日本企業も多々あります。しかし大企業化した企業は、海外に拠点を移し、より外資が多く入り込み、外国系企業に近くなっていくでしょう。

公務員や大企業、外資系企業に籍をおかなかった、いわゆる一般的な日本人が将来に渡って生き抜いていくには、グローバル資本が届きにくい、ニッチな分野しかできないでしょう。

そのひとつは士業にかかわることだと思います。士業は昨今国内内需の疲弊をもろに影響を受け、それほど魅力ある仕事ではなくなりました。

しかし、士業こそ、日本の法律に守られ、グローバル資本の手がおよびません。

そこで、今年は、当社でスクールを開催します。
「士業の業界におもてなしの取り組みを」
「中国ビジネスへの御誘い」
士業の人で中国に進出して成功した人が多いそうです。

講師は中小企業診断士で松尾大社祭事 神子舞、株式会社紅椿社中代表の入江プロデューサーです。
詳しい内容はこちらです。

小人数で、参加者の方と議論を進めていきながらおこなうセミナーです。

セミナー概要
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入江プロデューサープロフィール
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メディアファイブ会議室で行いますので、ふるってご参加ください!
日時費用は追ってご連絡します。

2019年01月05日

AI時代をどう生き抜くか?ホモ・デウスを読んで

今回、昨年の夏に読んだ、ホモサピエンスは、ある意味、久しぶりに衝撃の書でした。

さらに昨日読んだホモ・デウスはそれを上回る衝撃の書でした。
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これまで、私にとって衝撃の書とは、
1987年 ポールケネディ 「大国の興亡」

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これは歴史は経済で作られていることをまざまざ教わりました。

次に1991年 ロバートライシュ「ワーク・オブ・ネーション」
未来社会はシンボリックアナリストという専門職が中心的活躍する。
 ロバートライシュはクリントンの閣僚にもなりました。
クリントン政権の経済政策はゴアのスーパーハイウエイ構想にしても、ロバートライシュの登用にしても、今日の米国の絶対的優位を確立するうえで、大変重要でした。

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1998年 サミュエルション「文明の衝突」

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西洋と東洋の衝突を、今日のイスラム圏と米国との対立を予言。
と言っていも、古くは十字軍の遠征から、近くは、第1次大戦から大きな火種だったのですが。
それはエルサレムという地が、ユダヤ教もキリスト教もイスラム教も聖地であったことも悲劇でした。

2014年 水野和夫 資本主義の終焉と歴史の危機

利子率が限りなくゼロに近づいてくるとは、資本主義の終焉を意味し、16世紀以来の500年ぶりの大転換に現在に立っている、という主張。

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2014年 ピケティ「新資本論」
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格差が大きな衝突になる。

そして、今回、イスラエルの学者が書いたホモ・サピエンスとホモ・デウスです。
ホモサピエンスは、歴史的流れを人類誕生からさかのぼって説明し、ホモ・デウスは歴史的観点から未来をどうとらえるか、という書です。

早い話、インターネットと金融をAIを駆使して握った最富裕層が神になる、という話が、ホモ・デウス(神になる人間)です。

ホモ・デウスによると、未来のことはわからないけれど、より神に近づく人間は誕生しつつある、という話です。

先のブログでものべましたが、情報と金融をAIを使って世界を牛耳った権力は、この先500年世界権力を牛耳るでしょう。ターミネーターやマトリックスのように、AIが反乱を起こさなければ。

もっとも今までの500年を牛耳ってきた勢力が、軍隊の代わりに、ネットを使って支配しているのかもしれませんが。

問題は、軍による支配は、経済は比較的自由だったのですが、ネット社会になると、経済すら統一へ向かっているということです。

従来の社会は、農本主義であれ、資本主義であれ、生産者がいて、消費者がいて、それで経済が回っていました。

ところが、今日では、ほとんどの人はスマフォを手にして、無料アプリやゲーム、動画などで、衣食住以外の生活や楽しみは満足してしまう。

衣食もネットの活用で、また100円ショップなどの出現で、思いっきり低価格化し、限りなく無料化へと近づいてきてます。

限りなく、商品がただに近づく、ということは、つまり消費という行為がどんどん縮小してきているのです。

まさに、マルクスの予言どおり、資本主義は消滅して、必要に応じて分配、という時代が来ようとしています。
ただ、マルクスの予言の間違いは、労働者階級が支配階級を牛耳るのではなく、資本主義のときの 支配階級がそのまま色を変えて、新しい時代の支配階級になるのです。

それもいかなる歴史上強大な支配者よりも強大になり、ほとんど不変な支配階級の出現です。だから神=ホモ・デウス。

問題は、この「ホモ・ゼウス」という書が指摘するように、75%の人間が不要となることです。

有史以来、庶民は庶民の役割がありました。それは、消費することで、経済を回すことです。

だから、古墳にしても、ピラミッドや万里の長城も公共事業という、失業業対策の意味合いもありました。

為政者たちは、どんなに乱暴ではあっても、いかなる時代も庶民対策には労力を注いでいました。

しかし、これからは、このホモ・デウスに書かれていることによると、75%の庶民は不要となる、ということです。

2009年にフリーという本が出ました。商品が無料であることが、インターネットの成功要件になるという新戦略の提案です。
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それは、財力ある人しかできないことで、必然と、引き続き同じ権力層がネット時代も制したのでした。

そのためには、株式市場で金を集める手段を有していることが、必要です。

しかもAIの進歩とともに、そのAIを活用できる超富裕層がさらなる富を獲得するようになったのです。

確かに、いまは、国家の制約という観点からは、米国と中国とロシアの三つ巴の構造です。

しかしその国家を動かす頂点をみれば、トランプ大統領は何度か破産の危機に直面しましたが、破産の危機を救ったのは、ロシアの資本家たちと、アラブの王族でした。それを考えれば、超富裕層の人たちは、個人でつながっていくでしょう。

超富裕層はさらなる力を持ち、限りなく神すなわちデウスに近づき、庶民の多くは不要者となっていくでしょう。

われわれ庶民にできることは、ホモ・デウスの傘下にはいるか、傘下に入れる人たちは、日本のトップエリートなので、入れない人たちは、その力が及ばない場所を探して、プチAIを活用して生き抜くことでしょう。

ホモ・デウスは警告します。進化の加速度合いが早すぎるので、あと十年たてば求人市場すら存在しないかもしれない、と。

日本総研の藻谷さんは、里山資本主義という本を出し、金にかかわらないところで、半自給自足の生活や、農産物を売って生活することこそ、これからの日本人の行くべき道だと説いています。

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2013年 藻谷浩介 里山資本主義

私もその生活にあこがれます。

20坪の畑があれば、1年食べていくための野菜は十分にとれるそうです。

でも米や魚や肉を買うお金は稼がなければなりません。でもそれほど大きく稼ぐ必要はありません。

そこで、どのような場所でも個人でも、ビジネスはできます。晴耕雨読ではなく、雨の時は、インターネットを活用して、ビジネスをするのもよいでしょう。

そのひとつに士業があると思うのです。

士業を活用して、いかに食べられる場所をさがすか、ということですね。

お金にするのはめちゃくちゃ大変です。でもなるべくお金を使わずに、丁寧に自分の商品やサービスを確立すれば、豊かな人生を送れるでしょう。

2019年01月16日

それが日本人の生きる道

1、世界は米国と中国に二分され、いずれ統一へとむかう

これまでのブログで、世界は米国、中国に二分される、という話をしました。

GDPで、中国が米国を抜くのも時間の問題という状況にもなりました。

勿論中国も、景気が後退し、バブルがはじける、という状況なのですが、
一党独裁の中国では、市場が暴落しそうになると、株式市場を閉めてしまうので,
資本主義国のように、株価が自然に暴落することもありません。

また13億人という途方もない人々と、一帯一路政策という内陸へむけて、内需拡大が可能なのです。

またインターネットも簡単に中国国内での利用を規制できるので、米国の思うようにはできません。

それどころか、米国では、表向きできない、人道的なことや、プライバシーの侵害も平気で中国は敢行できます。

すでに、中国では、国民にIDがふられ、監視カメラやスマフォ決済で、個人の行動を監視し、AIを活用して、その人の点数付けをおこない、それがそのまま融資や、様々なサービスで差別されるようになっています。

日本近海はレアメタルの宝庫といわれていますが、深海のレアメタルをくみ上げても、その不必要な海水をそのまま海に流すことは、国際法上禁止されているので、日本ではできませんが、中国は、南鳥島とかは島とは認めない、とか言ってかってに日本の領海に入り込み、さっさとレアメタルを調査と称して取っていってしまいます。

いまや、人材市場は、情報と金融を握ってる米国か、その陰のように、資本主義国ではできないことを敢行できる中国へと流れます。

世界中の天才たちは、高収入を提示され、シリコンバレーか深圳、上海、香港に吸い寄せられます。

私は中国を非難しているわけではありません。米国だって、影では中国以上に非人道的なことは行われています。それが政府をあげてやるか、陰謀的におこなうか、だけです。

簡単な話、米国も中国も戦争体制なのです。常在戦場なのです。諜報活動も、軍事活動も当たり前のように活動しているのです。そして両国とも経済活動も軍事や諜報活動も総動員して活動しています。

おそらくこの両国の戦いは、一党独裁の中国に分がいいでしょう。
中国こそが、世界帝国へむけて復活する日が近づいているでしょう。
もっとも有史以来、中国は、この近現代の200年を除いては、中国は世界帝国だったのです。

米国と中国に挟まれて、日本人はいかに生きればよいでしょうか。
その両国に挟まれて、わが国は、衰退の一途をたどっています。
残念ながら、日本人がバブル時のように復活する道は残されていないと思います。
なんか復活する方法がありそうなんだけど・・・そう私も思いたい。でもこの見極めがとても大切なのかもしれません。

2、日本人の生きる道は?

われわれ日本人の生きる道は、
① 当然米国や中国、または日本を必要とする第三国のビジネスにかかわるか、
② 里山で半自給自足をしながら、士業やグローバルの仕事をすることでしょう。

当社は士業になるための教材や、グローバル人材を育成する教材はあります。しかし里山で半自給自足できる教材がありません。

今回、入江プロデューサーのご助力で、里山で半自給自足できる教材すなわち農業ビジネスのノウハウや士業での集客ビジネスのノウハウの講座を開講します。

是非みなさんもご参加ください。

ただ、今だれもが簡単に都会の生活を捨てて、里山生活を送ることはできません。

ですから、段階的に、まずは、士業をグローバルビジネスで活かすことや、
士業で独立を維持するための集客ノウハウを学び、最後に、里山で生きるすべをみにつけることが大切でしょう。

それは、ある意味江戸時代への回帰でしょう。
江戸時代の9割は農民でした。そして農民はみんな今の中小企業主です。
宝永の大地震や富士山の大噴火のあと、日本中が飢饉にみまわれ、徳川幕府の蓄財は尽きたところに、紀州より徳川吉宗が将軍として登場し、全国に寺子屋を建て、米以外の新規で新しい作物には税金をかけず、みごと日本は復活しました。その結果、世界でも類をみない、9割の民が文字を読め、奴隷といわれる人もほとんどなく、豊で、平和な社会が明治になるまで続きました。

勿論、歴史には回帰は許されません。新しいタイプの江戸時代を目指すのです。
それは、半自給自足をしながら、インターネットを使い、自分ならではのビジネスを始めるのです。

最近では、ひきこもりだった青年がユーチューバーとして、活躍し、人もうらやむリッチな生活をおくったり、あらゆるチャンスがネットにはあります。

とにかく、昔の非常識は今の常識。ひきこもりにさえも大金持ちのチャンスがあるのです。その一方で、昔堅気の生き方に固執する人はどんなに努力しても報われないことも多くなるでしょう。

こうやって時代は変わっていくのですね。

時代の流れとして、まずは都心に過密に集中していた日本人が、あと10年もたつと、仕事をAIに奪われ、どんどん半自給の生活を余儀なくされ、田舎へと逆流し始めるのではないでしょうか。

そしてそこで、半自給自足の生活をしながら、自分の趣味とか、あるいは専門分野などをネットを通じて世界に発信し、それ以外のビジネスをみつけるのではないでしょうか?

そしてそれがひろがり、多くの人が希望をもてるまでビジネスが育てば、また日本の復活はありえるのかもしれません。

2019年01月19日

AI翻訳機は最強の英会話上達法

AI翻訳機を使ってみました。

海外出張中、英語が苦手な私は、いつも、外国の人と話すと、会話に詰まって困ることがよくあります。

そういうときに、ああ英会話をもっと訓練すればよかったなあ、って後悔をするのですが、帰国後、すぐにそんな悔しい経験も忘れて、また次の機会に海外に行くと、同じ後悔をして帰る。

そんな経験を、懲りずに延々と繰り返してきた私は、このAI翻訳機を普段持っていれば、かなり上達できる確信を持ちました。

手のひらに軽々入るこの翻訳機、いつでもどこでも寝るときでも持っていて、まず、たとえばテレビでも見ているときに、俳優の言うセリフを英訳して、それをきっかけに会話を空想でやり取りしてみます。

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まず、「この船キレイ」という英語を翻訳機に向かって、英語で話してみる。
発音が悪いと、ちゃんとした英語で表示されません。

発音まで正確に訓練できます。

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そのほか、気が向いたときにAI翻訳機をとりだして、自分で話しかけてみるのもいいですね。
いい天気の休みの日にマラソンでもしようかな、って思えば

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こんな感じで、毎日すこしづつ、このAI翻訳機で遊んでいれば、
ヒヤリング、会話力がめきめきつくことでしょう!

いま、メディアファイブでは、このAI翻訳機をご購入されるお客様にもれなく1万円のデジタルポイントを進呈します。このAI翻訳機を購入して、上記のような訓練して、プレミア6 TOEICシリーズや英検シリーズをデジタルポイントで手に入れて、速読の訓練をすれば、鬼に金棒です!

http://www.media-5.co.jp/sale/raditalk/

次の海外出張が楽しみです!


中国は崩壊するか?日本に復活は可能か?

資本主義の崩壊は、加速しつつあります。

それは、マルクスが150年前に指摘した、「資本主義はイノベーションが進むことで、生産性が究極に高まり、そしてその結果、生産物の価格が限りなくゼロに近づく。そして必要に応じて分配される。」それがまさに現実のものとなろうとしています。

ただ、労働者が権力を奪取するのではなく、従来とおなじグローバル資本家がそのまま権力を維持するのです。さらに加速して権力は集中します。

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(グローバル資本家が集うシアトル)

そのなかで、グローバル資本家に唯一対抗できるのが、中国です。具体的に言えば中国共産党と華僑の人々でしょう。

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しかし、そのなかでにわかに言われ始めたのは、中国崩壊説です。
中国崩壊はあり得るのか、そのことを検証してみましょう。

さらに、中国のGDPは水増しされている、という話も多々聞きます。各地域でのGDPのノルマから、皆少しづつ水増しして、本当のGDPは半分以下という説もあります。

しかし、昨今の中国の軍拡にしろ、宇宙開発にしろ、目を見張るものがあります。それは、やはりある程度大きなGDPに裏打ちされた軍事力なので、やはり世界2位はかわらないでしょう。


1、中国崩壊説について
 最近中国の崩壊が、あちこちから言われています。
 まずは、不動産投機があまりに異常をきたし、日本のバブル時の10倍以上と言われていま
 す。
 さらに、人件費の高騰や、様々な中国での他企業の活動が、中国政府の制約がきつくて、
 様々なトラブルから逃げ出している、ということです。
 
 しかし、株価が暴落しそうになると、政府より株式市場を閉じさせられ、暴落を食い止める
 ことや、経済が低迷すると、政府は、すぐに手段を選ばない手段で、経済の低迷を食い止め
 ようとします。
 
 そういったあからさまな政府の経済市場への介入は、いずれ海外投資が引き上げられる、と
 いうのが中国暴落説の最大根拠です。
 
 でも、考えてみてください。土地や株の暴落を強引に阻止する政府の存在は、投資家にとっ
 てなによりの安心材料でしょう。ソ連の崩壊のようなことが起きるか、ということです。
 
 人口が日本の10倍もいるので、バブルが10倍であってもそれは日本のバブルとあまり変わり
 はないでしょう。


2、日本復活説について
 東洋経済が1・19日号で、「衰退か再興か 日本の生存戦略」で小西美術工芸社社長のデービ
ットアトキンソン氏の主張を紹介してます。氏は、ゴールドマンサックスを経て現職についてますが、なんで、アナリストが画廊にいか、というと、絵も投資材料だからだそうです。高く買う人がいて、はじめて絵の価値があがるので、まさに投資手腕がとわれる業界なのだそうです。
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 この氏の主張は簡単です。GDP(国民総生産)は人口×生産性だから、人口が減った分だけ、労働者の最低賃金をあげれば、生産性があがる、ということ
 です。

 しかし、問題は、そこです。日本の労働者の給料をあげることが、難しいのです。米国や中国はものすごい金持ちがさらに拡大しているので、平均賃金はあがります。

 しかし日本人は情報と金融は、グローバル資本主義もしくは米国に奪われ、世界の工場とし
ての機能はすでに10年前に中国や第三国に奪われてしまいました。
 
 「里山資本主義」でも情報と金融のかかわらないところで、生きていく術を身に着けていく
ことが、日本人の残された道であるといっています。
 
 つまり日本では、田舎暮らしこそが、日本人に残された道であると、「里山資本主義」は主
張します。

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 また、人、もの、金 今はものより情報なので、すなわち人・情報・金すべての主導権を失った日本において残っているもののひとつとして、士業があります。

 士業は、グローバル資本が唯一関心を示さないビジネスです。しかも中国圏は資格がないし、アジア圏も資格はありません。その分海外進出も可能性がある分野です。

 優れた人からグローバル資本の一員となり、残された人たちが、AIを活用して学び、仕事
して食べていけるようにならなければなりません。

 つまりAIを活用して、里山ビジネスで生き、AIを活用して、学び、資格をとり、地方分散へと向かうのです。
 
 またその中で、様々な自己投資市場や、様々な創意工夫のビジネスが生まれてくれば、需要
 が増加し、経済が広がるのです。まさに吉宗以降の江戸時代のように。

 10年前から言っていますが(究極の経営)、消費市場が投資市場が増えていく市場になるこ
とが唯一の日本の復活であることは、ますます確信をもって主張します。

 ただ、それは、これまでの復活のイメージではありません。世界の工場としての日本の立場
は高度成長期で終わりました。ゲーム立国、アニメ立国もすでに日本以上に世界は力をつけてきました。さらに、日本の世界に通用する大企業は、もはや日本企業ではありません。トヨタしかり、ソニーしかり、武田薬品しかり、勿論日産も。

 日本企業と言われるエクセレントカンパニーはほとんど外資の資本がかなり入り、物言う株
主(外資)の影響で、ほぼ外資のような経営がなされています。

 日本の中心となる庶民である日本人は「里山資本主義」に帰り、士業をとり、ネットを通じて、一人一人個性的なビジネスを作っていくことこそ、日本の復活といえるでしょう。

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一極集中から分散化され、しかも様々なところで、様々な個性あるビジネスが生まれ、育ち、そのビジネスを楽しみながら、世界中に個性的なローカルビジネスを発信していく、そして世界中の人々が日本のユニークなローカル経済に魅了され、観光やビジネスに集まる、そんなニュー江戸時代のような国が日本の目指す国だと思います。
 

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