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AI時代をどう生き抜くか?ホモ・デウスを読んで

今回、昨年の夏に読んだ、ホモサピエンスは、ある意味、久しぶりに衝撃の書でした。

さらに昨日読んだホモ・デウスはそれを上回る衝撃の書でした。
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これまで、私にとって衝撃の書とは、
1987年 ポールケネディ 「大国の興亡」

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これは歴史は経済で作られていることをまざまざ教わりました。

次に1991年 ロバートライシュ「ワーク・オブ・ネーション」
未来社会はシンボリックアナリストという専門職が中心的活躍する。
 ロバートライシュはクリントンの閣僚にもなりました。
クリントン政権の経済政策はゴアのスーパーハイウエイ構想にしても、ロバートライシュの登用にしても、今日の米国の絶対的優位を確立するうえで、大変重要でした。

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1998年 サミュエルション「文明の衝突」

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西洋と東洋の衝突を、今日のイスラム圏と米国との対立を予言。
と言っていも、古くは十字軍の遠征から、近くは、第1次大戦から大きな火種だったのですが。
それはエルサレムという地が、ユダヤ教もキリスト教もイスラム教も聖地であったことも悲劇でした。

2014年 水野和夫 資本主義の終焉と歴史の危機

利子率が限りなくゼロに近づいてくるとは、資本主義の終焉を意味し、16世紀以来の500年ぶりの大転換に現在に立っている、という主張。

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2014年 ピケティ「新資本論」
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格差が大きな衝突になる。

そして、今回、イスラエルの学者が書いたホモ・サピエンスとホモ・デウスです。
ホモサピエンスは、歴史的流れを人類誕生からさかのぼって説明し、ホモ・デウスは歴史的観点から未来をどうとらえるか、という書です。

早い話、インターネットと金融をAIを駆使して握った最富裕層が神になる、という話が、ホモ・デウス(神になる人間)です。

ホモ・デウスによると、未来のことはわからないけれど、より神に近づく人間は誕生しつつある、という話です。

先のブログでものべましたが、情報と金融をAIを使って世界を牛耳った権力は、この先500年世界権力を牛耳るでしょう。ターミネーターやマトリックスのように、AIが反乱を起こさなければ。

もっとも今までの500年を牛耳ってきた勢力が、軍隊の代わりに、ネットを使って支配しているのかもしれませんが。

問題は、軍による支配は、経済は比較的自由だったのですが、ネット社会になると、経済すら統一へ向かっているということです。

従来の社会は、農本主義であれ、資本主義であれ、生産者がいて、消費者がいて、それで経済が回っていました。

ところが、今日では、ほとんどの人はスマフォを手にして、無料アプリやゲーム、動画などで、衣食住以外の生活や楽しみは満足してしまう。

衣食もネットの活用で、また100円ショップなどの出現で、思いっきり低価格化し、限りなく無料化へと近づいてきてます。

限りなく、商品がただに近づく、ということは、つまり消費という行為がどんどん縮小してきているのです。

まさに、マルクスの予言どおり、資本主義は消滅して、必要に応じて分配、という時代が来ようとしています。
ただ、マルクスの予言の間違いは、労働者階級が支配階級を牛耳るのではなく、資本主義のときの 支配階級がそのまま色を変えて、新しい時代の支配階級になるのです。

それもいかなる歴史上強大な、ほとんど不変な支配階級になるのです。

問題は、このホモ・ゼウスが指摘するように、75%の人間が不要となることです。

有史以来、庶民は庶民の役割がありました。それは、消費することで、経済を回すことです。

だから、古墳にしても、ピラミッドや万里の長城も公共事業という、失業業対策の意味合いもありました。

だから為政者たちは、乱暴ではあっても、いかなる時代も庶民対策には労力を注いでいました。

しかし、これからは、このホモ・デウスに書かれていることによると、75%の庶民は不要となる、ということです。

2009年にフリーという本が出ました。商品が無料であることが、インターネットの成功要件になるという新戦略の提案です。
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それはとりもなおさあず、財力ある人ができることで、必然と、引き続き同じ権力層がネット時代も制したのでした。

そのためには、株式市場で金を集める手段を有していることが、必要です。

しかもAIの進歩とともに、そのAIを活用できる超富裕層がさらなる富を獲得するようになったのです。

確かに、いまは、国家の制約という観点からは、米国と中国とロシアの三つ巴の構造です。

しかしその国家を動かす頂点をみれば、トランプ大統領は何度か破産の危機に直面しましたが、破産の危機を救ったのは、ロシアの資本家たちと、アラブの王族でした。それを考えれば、超富裕層の人たちは、個人でつながっていくでしょう。

超富裕層はさらなる力を持ち、限りなく神すなわちデウスに近づき、庶民の多くは不要者となっていくでしょう。

われわれ庶民にできることは、ホモ・デウスの傘下にはいるか、傘下に入れる人たちは、日本のトップエリートなので、入れない人たちは、その力が及ばない場所を探して、プチAIを活用して生き抜くことでしょう。

ホモ・デウスは警告します。進化の加速度合いが早すぎるので、あと十年たてば求人市場すら存在しないかもしれない、と。

日本総研の藻谷さんは、里山資本主義という本を出し、金にかかわらないところで、半自給自足の生活や、農産物を売って生活することこそ、これからの日本人の行くべき道だと説いています。

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2013年 藻谷浩介 里山資本主義

私もその生活にあこがれます。

20坪の畑があれば、1年食べていくための野菜は十分にとれるそうです。

でも米や魚や肉を買うお金は稼がなければなりません。でもそれほど大きく稼ぐ必要はありません。

そこで、どのような場所でも個人でも、ビジネスはできます。晴耕雨読ではなく、雨の時は、インターネットを活用して、ビジネスをするのもよいでしょう。

そのひとつに士業があると思うのです。

士業を活用して、いかに食べられる場所をさがすか、ということですね。

お金にするのはめちゃくちゃ大変です。でもなるべくお金を使わずに、丁寧に自分の商品やサービスを確立すれば、豊かな人生を送れるでしょう。

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2019年01月05日 18:35に投稿されたエントリーのページです。

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