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2016年11月 アーカイブ

2016年11月10日

トランプが米国大統領になる意味は

トランプが米国大統領になりました。

知り合いの米国人は、ことごとく、トランプを嫌っていました。

トランプが大統領になったら国を捨てる、という人もいます。

みなさん白人ですが。


ただ、行き着く方向性はヒラリーもトランプも同じだと思います。

ただ、あからさまに、移民排除やブロック経済をかかげるトランプと

富裕層を最優先にしながら、巧妙に戦争に持ち込むヒラリーかという

方法論のちがいでしょう。


トランプの勝因はただひとつ、米国での低所得層の強い支持です。

それは、トランプが、移民を声高に排除する、という政策を掲げたことがすべてでしょう。


まさに、ドイツが、第1次世界大戦で敗れ、ハイパーインフレになり、国中で失業者があふれたときに

ユダヤ人排除と、アーリア人種の優位を掲げたヒトラーと同じ手法で大統領になりました。

世界大恐慌がおこり、世界中がこの恐慌から抜け出せないなかでのできごとです。

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(経済成長と景気の関係)

なぜか戦争は不景気のなかで起こります。

不景気になると、失業者であふれる。

そして、失業対策を声高にあげるリーダーが現れ、手っ取り早く移民排除をおこなう。

そこで起こる様々な混乱に乗じて、戦争が始まる。

いつの時代も、人々の社会への不満は戦争につながります。


供給過剰で行き詰った経済を、戦争による破壊で、まずはチャラにし、

そしてまた新しく都市を建設することで、需要を創造することで

恐慌から抜け出す、ということなのでしょう。


トランプの当選は、その出方はまさに、そういう流れの一環として実現したのでしょう。

イギリスのEU離脱に続き、

第二次大戦前の欧米のブロック経済のはじまりです。


人類が、戦争という安直な需要創造ではなく、情報化社会にふさわしい需要創造を選択することを祈るばかりです。

2016年11月11日

稼ぐ手段を増やしましょう!戦時経済の幕開けです。

トランプが大統領になったことと、イギリスのEU離脱は、ブロック経済の幕開けを意味しています。

フランスもドイツもこれで極右勢力の勢いに拍車がかかるでしょう。


いえることは、欧米のブロック経済化は、間違いなく、日本の景気に大きな打撃を与えます。


まさに戦時経済の幕開けです。

なにを大げさな、と思われるかもしれませんが、そもそも日本が平和すぎるのです。

海外へ行くと、どこも臨戦態勢のところが多く、諸外国は陸続きで隣国とせっしているので、住民にもその緊迫感は伝わります。

しかし、日本だって、この十年間、毎日のように自衛隊はスクランブル発進をおこない、海上保安庁も船の違法侵入に毎日大変です。

ただ、国民には、あまり報道されていないし、目の前でみているわけではないので、実感がわきません。


しかし、確実に戦時経済へ突入しつつあるのです。

もはや大企業頼みは期待できません。


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2016年11月13日

大衆の心をつかめるかが、あらゆる富と権力に勝るかも

トランプの勝利はやはり衝撃でした。


米国の富の9割を握るエリート層がこぞってヒラリーを支持するなかで、

しかも共和党までヒラリーを支持するなかで、


白人下層にターゲットを絞り、排他政策、国内支持で訴えたトランプは勝ちました。


話は大きく飛びますが、今日、NHKスペシャルで「宮崎駿は終わらない」というドキュメンタリーを放映していました。


あれだけヒットを飛ばし、大変な興行成績を残したジブリが本当に閉鎖されていて、スタッフがいなかったことにも驚きました。


そして引退したはずの宮崎駿が、ちかくの自分のアトリエで一人で、細々と仕事をしているところから、そのドキュメンタリーは始まったのです。


スタッフのいなくなった宮崎駿はCGで新しいアニメをチャレンジしよう、という話でした。


CGは、なかなか手書きのアニメのようにはいかなく、ことごとくCGスタッフに、宮崎はだめだしを出していました。


でも、いろいろ試行錯誤をおこない、宮崎まで、75を過ぎて、初めてCG制作に手を出そうとすらしていました。


やっぱりCGでの製作は無理なのでは、鈴木プロデューサーと話し合ったりもしていました。


長編作品も企画し、鈴木プロデューサーに渡していました。


ある日、角川ドワンゴの社長が、ゾンビをCGでAIを活用して動かす映像を宮崎に見せに来ました。

その映像を見て、宮崎はあからさまに、とても不愉快だ、っと言い放ちました。

この映像には、人の痛みとか、心がない!そんなの見たくない、といったのです。

もちろんドワンゴの社長は動きを見てもらおうとしたのですが、それ以前の問題で宮崎に否定されてしまいました。


このシーンはとても大きな啓示を、僕に示してくれました。


どんなにテクノロジーが発達して、人工知能があらゆることをしても、火星に人間を飛ばしても、なによりも大切なのは、人の心を動かすことなのではないのか。

人の痛みを分かち合うことなのではないのか。

宮崎駿は、「人生の喜びを共感してもらう映画をめざしている」と言います。

そこが宮崎映画が常にメガヒットになる原点なのかもしれません。


それを考えると、

私たちは、技術の進歩がビジネスを作る、と考えるのは誤りなのではないでしょうか。

ビジネスとして価値を生み出すものは、人の心を動かすものなのです。


どんなに富と権力をヒラリーが味方しても、「俺は、低学歴者が好きだ!」と叫んだトランプが大衆の心を動かし、最後は勝ったのです。


同じように、人工知能が小説や映画を作れる時代になっても、大切なのは、大衆の心を動かせるか、なのです。


そこがとても重要なのでしょう。

もちろん大衆の支持は、時として間違えることも多いです。

ヒトラーは大衆に熱狂的に支持されて、独裁国家をつくりました。

日本の戦前の軍隊も、おなじく国民の強い支持が、太平洋戦争を後押ししました。


しかし、それが正しいにしろ、誤りにしろ、大切なのは、人の心を動かすことで、

ことビジネスは、そのことが最も重要なのだ、と思います。


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