先日、知人と話をしていて、私の本をめくっていたら、こんなことをおっしゃいました。
メディアファイブの方向性を紹介するページで(究極の経営 P265)
自分の才能を発見し、個人の能力を高め、組織で能力を発揮し、社会で活躍する。
「この流れがすでに日本社会では崩壊してるんだよ。」
まさにその通りだと思います。
何日か前に、女子高生のスマフォ利用時間が一日7時間に及ぶ、と報道があり、それは凄まじい数字ではあります。
スマフォで友達と、ラインでコミュニケーションをとり、スマフォゲームで英雄になり、恋愛ゲームで恋人を見つけ、あらゆる人生の喜怒哀楽をスマフォのなかで生きる。
以前のブログでも触れましたが、「邯鄲」というお能のストーリーがあります。主人公が毎日畑を耕す自分がいやになり、仙人に会いに行き、そこで昼寝をしている間に、夢の中で王様になり、美女をはべらせ、失脚し、栄枯盛衰を味わい、目が覚めると、粟粥ができあがり、仙人に欲がなくなった、といってまた元の自分の生活に戻る、というお話です。
スマフォは人間にとってまさに仙人が与えた夢です。
現代人はいつでも、どこでもスマフォがあれば邯鄲の夢が見られるのです。
その中で、人はどう生きるべきなのでしょうか?
「自分の才能を発見する」前に、自分はどう生きるのか?なにに喜びを見出すのか?それを見つけることをみなさんが願っているのかもしれません。
そのためには、メディアファイブはどのようにみなさんにお役に立てるのか?そこを考えていかなければならない、と思う今日この頃です。
そこでちょっと考えたことは
まずは好きこそものの上手で、自分の好きなことはなにか?
つぎにどうやったらそれを商売にできるのか?
そしてそれを商売にしたら、ネット上に少しずつスタートするのです。
まあ、早くても、それがビジネスになるには3年はかかるでしょう。
辛抱づよくやるしかありません。
しかし、それをさらに確実にする方法もあります。
まずは何らかの資格をとることです。
そして副業っぽく二束のわらじをはくことです。
そうはいっても両方のビジネスが相乗効果になるような資格がいいでしょう。
ビジネスはいったんそれがブレイクすると、ライバル会社はわっと増えます。
そしてみるみる値段がさがり、またビジネスとして成り立たなくなっていきます。
だから幅を持たせなくてはなりません。
勿論クオリティの追求など深堀も必要です。
今日では、いかに少ない人数で粗利をだすか、がポイントでしょう。
とにかく、思考支援ツールとか使って自分の好きなビジネスを考えましょう。
さしずめ僕の好きなものは、ウイスキーとシェイクスピアと能が趣味なのですが、なんか金になりそうにないなあ?