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博望ヒ

劉備軍、諸葛孔明は夏侯惇軍十万に対し、次のような布陣を引く。
「張飛は千の部隊を指揮し、博望城西側の予山に隠れ、敵が来ても決して戦わず、その前進を見過ごし、南方に火の手が上がったら、戦闘部隊に続行してくる部隊を襲いなさい。」
「関羽は千の部隊を指揮し、博望城東側の森林内に潜みなさい。

戦わず、南方に火の手が上がったら、博望城内の食糧集積所を襲いなさい。」
「関平と劉封、五百の部隊を指揮し、博望城南方、山間の草地に隠れ、敵の戦闘部隊が入ってきたら火攻めにしなさい。」

「趙雲は民兵を指揮して博望城北方に進出し、敵に遭遇したら負けたふりをして逃げなさい」
「君(劉備)は趙雲隊の後方を前進していただきたい」
「夏侯惇が十万の兵を率いて、多数のちゅう重車を従えて博望城の北に現れる。趙運の貧弱な部隊を嘲笑し、一蹴して今夜の宿営地新野の城に入ろうと駒を急がせる。」
「博望付近で劉備が合流。劉備、趙運はさらに敗走を続ける。」

「夏侯惇が罠に気付く。しかし事情を知らない後続部隊から後から押し寄せてくるので下がろうにもさがれない。」

「関平、劉封が火攻めを行う。夏侯惇は多数の死傷者を残して逃げていく。」
「後方では、張飛が部隊を襲い、関羽が食糧集積所を襲撃していた。劉備軍が勝利する。」

九地編 狭い地では謀をめぐらせ。大軍相手に勝つには狭い地での奇襲が有効である。

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2008年12月06日 18:40に投稿されたエントリーのページです。

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