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孫子の兵法 始計1 陰陽五行が大切

孫子の兵法は1、計編 2、作戦編 3、軍形編 4、兵勢編 5、謀攻編 6、軍争編 7、虚実編 8、九変編 9、行軍編 10、地形編 11、九地編 12、火攻編 13、用間編があります。

当社のHPにも孫子の兵法が載っていますのでご高覧ください。
http://www.media-5.co.jp/hp/maruchi/sichisokusen/index.html
「死地則戦」→「孫子の兵法」(これ以外はまだ未完成です。)

よく「兵法読みの兵法しらず」、というのがあります。そのもっとも大きな過ちを犯すのが、孫子の兵法が陰陽五行にもとづいて作られていることを知らないことです。

昔、第2次世界大戦で、牟田口中将は武器も食糧も決定的に欠けている日本軍が、険しい山間部を通ってインド北部のインパール攻略を目指したインパール作戦を、反対する周囲を押し切って実行するとき、「諸君、この山間部は見渡す限り緑で青々としているではないか。「知将は敵を食む」と孫子にもあるではないか。」といって無理に作戦を強行しました。

このケースの場合、3、軍形編にある「勝ち戦は戦う前に決まり、負け戦は戦ってから決まる。」というケースです。やってみなければわからない戦いはすでに負けなのです。

勝つためにあらゆる綿密な計画を立て、実行していくのが戦略です。

そして世の中の流れ、勢い、気というものを最も大事にして作戦を立てたのが孫子の兵法なのです。

「やってみなければわからない」という戦は負け戦です。

孫子の冒頭部分は以下の通りです。

孫子は言う。戦争は国の重要なものである。人の生命、国の存亡がかかっている。十分に熟慮しなければならない。したがって次の5つの命題で戦力を検討し、実情にあてはめて判断しなければならない。
その5つの命題とは、1に道、2に天、3に地、4に将、5に法である。

道とは、民をして上と意を同うし、これと死すべくこれと生くべくして、危わざらしむるなり。 
天とは、陰陽・寒暑・時制なり。 
地とは、遠近・険易・広狭・死生なり。 
将とは、智・信・仁・勇・厳なり。 
法とは、曲制・官道・主用なり。 

話は脱線しますが、よく人からメディアファイブの「ファイブ」はどういう意味ですか、と聞かれますが、
設立当時は、この道天地将法の5つからつけました。ビジネスの基本がこの5つだからです、と答えていました。
今では、陰陽五行、五感、五官などあらゆる世界が5で成り立っているので「ファイブ」なのだと言っています。

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2008年05月21日 15:28に投稿されたエントリーのページです。

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