薀蓄道場マニア戦略→第4段階、他者から承認と自尊心の欲求ブランド戦略への前段階の戦略。だれでもみんな自分の存在感を主張したい。一流な商品やサービスを持ったり関わったりすることで、自分を一流に見せようとする欲求に応える戦略です。ブランド戦略+ライフスタイル戦略が必要なことです。
LEONという雑誌があります。私は内容的にはあまり興味はありません。服がどうの、靴がどうの、時計がどうの、車がどうの・・・など女性にモテるための道具としてのファッションや車や遊びの薀蓄を語る雑誌です。しかしこの間、ある機会に、この雑誌の創刊編集長の岸田氏のDVDを拝見しました。なるほど、と思ったのは、雑誌で、商品の薀蓄を語ることにより、読者を購買に結びつける、という手法なのです。30代から50代のサラリーマンに、マズローの第4段階、他者から承認と自尊心の欲求を満たすべく消費させる手法で成功した雑誌がLEONなのです。
防衛本能戦略→第2段階、安全の欲求問題やアクシデントを起こさないために対策をとることは、大変強いニーズです。たとえばセキュリティソフトなど必然的に購入します。人の危険への回避対策のニーズは強い欲求となります。
働いたことを正当に評価してもらうための、公平平等な評価システムも、利用者側からすれば安全の欲求に属するでしょう。そして組織で安心して働けるモチベーションは、経営の安定につながります。それが経営者に購買を決定づけます。
居場所提供戦略→第3段階、所属と愛の欲求人は自分の活かせる場所を、無意識のうちにいつも探しています。そういう居場所を提供する戦略。顧客の囲い込み。
たとえば、組織と個人の関係を明確化。常に組織と個人のいい意味での緊張関係を持つことが重要です。組織で利用するシステムにはそういう人間のニーズを取り込めることで、稼動しやすくなります。