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科学 アーカイブ

2007年09月29日

再生と進化

NHKから出ているDVD「遺伝子 4.命を刻む時計の秘密」を見ました。
ちょっとその内容をご紹介しましょう。

私たちの体は60兆の細胞からなっています。そのひとつひとつの細胞のなかに、核があり、その核の中に螺旋形のひものようなものがあります。そのこの螺旋形のひもがDNAです。

人はなぜ、不老不死がかなわないのか。それは生物の進化に関係があるのです。
大腸菌は不老不死です。そして親とまったく同じものを増殖させていきます。
酵母菌はオスとメスの交接により、両親のDNAを結合させて新しい組み合わせの遺伝子をつくり、新たに再生します。そのかわり、組み換えがおこるなかで遺伝子は傷つき、親は新しい生殖細胞を残すと死を与えられるようになりました。しかし新しい細胞は進化し、そのうちに多細胞生物をつくりだし、多様な地球生物をつくってきました。その進化の結果、人間が誕生したのです。

その進化の過程は宇宙とも関係します。生物は、隕石が地球に降る量が増える3億年前から急激に進化しました。地球への隕石落下により気象環境が激変したため、生きるのが困難になった生物は、その環境に適応しようと進化したそうです。

生物はもともと螺旋からなるDNAによって作られ、そして死と引き換えに、誕生→結合→死→誕生・・・という螺旋の進化を生み、環境の変化が進化を早める。これが生物そのものの生きるためのシステムです。生物そのものが、困難を克服して進化するものなのです。地球上で最高度に発達した人間も例外ではありません。私たちは宗教や哲学を持ち出すまでもなく、生物学的に困難に克服して螺旋状に進化する生き物なのです。

以上がその内容です。
このDVDを見てとても感銘を受けたことは、人は生と死を繰り返し、環境変化の波の中でこそ進化がある、ということです。世の中万事塞翁が馬、苦あれば楽ありです。波のない、右肩上がりだけの人生や会社など、ありえないし、実は進歩がないのではないでしょうか。
世の中は相変わらず、右肩上がりの企業を評価し、失敗のないエリートを評価し、失敗をしないための教育が行われる。本当に必要なのは、行き詰ったら、いかに打破するか。上昇中はいかに慎重になるか、下降のときはどう行動すべきか、どん底をどう生きるか、そういうことを小学生には小学生なりに、中学生には中学生なりに、高校生には高校生なりに大学生には大学生なりに、社会人には社会人なりに教えていくことではないでしょうか。

私は、人は未来だけでなく、過去も変えられると思います。その経験がどんなにつらくても、苦しい過去でもその経験が未来に生かされれば、その思い出は宝物になります。
自分の過去をいかに生かすか。こういうことを試みたことがありますか? リーダーが社員ひとりひとりの能力を生かすように、自分ひとりでも、自分の過去、小学生時代、中学生時代、高校生時代、大学生時代、社会人新人時代・・・・を思い出し、現在の仕事や生活に生かすことはできるのではないでしょうか。

次回以降、私の小学生のころからを振り返ってその挫折について考えていきたいと存じます。

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