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世界的経済の縮小期におけるわれわれ庶民の生き方

会社を起業して25年が経ちます。あっという間でした。その間、ビジネスの柱は何度も変わりました。

最近言われることは、よく25年も続けられましたね、といわれます。

周囲から見れば、経営を継続することは褒められることかもしれませんが、経営者にとっては、継続することは当たり前で、利益を出すことのみが義務なのです。

25年は一瞬に過ぎ去った感はありますが、本当に苦労の連続でした。

前にも出しましたが、現在は世界的な景気縮小期です。
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なにまた悲観的なことを言ってる、米国株は最高を更新しているし、日本株だって久しぶりに、2万円台を超えているではないか、といいますが、やっぱり、市場的にはおもいっきり縮小傾向にあるわけです。

日本経済も、人手不足で、株高で景気最高となっていますが、実際は団塊の世代が思いっきり定年で、しかも少子化による若手不足が、そのまま人手不足になっているのです。

団塊の世代がさらに、高齢化すると、お金をつかうのが、シルバー産業、介護施設、病院になるわけです。

それ以降はおもいっきり、市場はシュリンクの加速度を高めています。

ビジネスで、成功する可能性はさらに少なくなりつつあります。

経営の基本は拡大再生産です。それには、売れる商品か、売れるコーディネート力か、市場が絶対必要としているものが必要です。

そしてそういう利益の源泉をもたらすものは永遠ではありません。


そして統計的には、10年で1割が残り、30年では0.3パーセントしか企業は生き残れません。

生き残る可能性が高いのは、社員もおらず、1人で、しかもオフィスも自前で用意できるばあいです。

零細企業ではそうする会社が多く見受けられます。

なぜか?情報化社会が進み、インターネットが完全な生活インフラとなり、AIが発達しはじめ、金融から中心に、さらなる新自由主義が進み始めたからです。

いまや、グローバルスタンダードとなっている、新自由主義は、グローバル企業に必要な中小企業以外はすべて消滅させ、市場を一極集中し、1パーセントの資本家と、10パーセントの正規雇用者と、90パーセントの非正規雇用者からなる世界を目指しています。非正規雇用者は、生活必需品は、なるべく安価に供給され、娯楽は無料になることで、日々の生活での不満は解消されます。

資本主義が成熟すると、労働者は無料で生活必需品は供給されるというマルクスの予言はけっこう当たっています。ただ、資本家が消滅する、ということは、根本的な間違えでした。

つまり、新自由主義とは、10パーセントの企業と人で経済を運営する、というしくみです。現在の経済規模が、金融市場を中心に、30年前の10倍以上になっている現状を考えれば、至極当然の理論といえましょう。

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米国ではそれに近くなりつつあり、それに異を唱えたドナルドトランプが、米国大統領になりました。

米国に政治的にも経済的にも依存度の高い日本もそれに近づきつつあり、大企業の従業員と公務員、医者などが特権階級として存在し、中小企業の経営者や従業員、非正規雇用者の収入は減り続けています。

勿論、日本の政府も官僚も、新自由主義へ進むことを意図的に容認しているわけではありません。必死になって中小企業を残そうとする努力はしています。それは税金を確保する上でも中小企業の割合が多いからです。ただ、米国経済、とくに金融に依存する国内の経済事情では、それを食い止めることができないのです。

米国経済は、というと、トランプ大統領になり、新自由主義への歯止めはなかなかかからず、しかもその上に今度は戦争経済が台頭し、しかもアメリカンファーストで象徴されるように、ブロック経済化が行われる可能性が高くなりつつあります。

それは日本にとっては、さらに窮地に追い込まれる高い可能性を秘めています。

さらに、人工知能が発達すればするほど、経済格差はさらに広がります。まずは金融市場で、明確にそういう状況が起きました。

前置きが長くなりましたが・・・・

その中で、我々庶民が生き残れる最大のポイントはなにか?それは、勿論当たり前のことですが、お金をだしても絶対欲しいものやサービスを提供することです。提供にも、自分たちでつくる提供と、他社や他人が作ったものを提供することと二種類あります。

そしてより、様々な企業との有益なタイアップが必要でしょう。個人的にも有効なパートナーシップが必要です。

それをみつけるのは大変です。

自分の仕事の前に立って、お客様の気持ちになって、本当に自分の商品が欲しいか、欲しくなければ、どうしたら欲しくなるか、そこをつきつめることが大切ですね。

私も10年前に作った、則天という、人材育成型グループウエアの社員の日報をひっくり返してみながら、日々反省を続けております。

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2017年11月04日 22:27に投稿されたエントリーのページです。

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