« 東京オリンピックは日本人全員の最後のビッグチャンスかも | メイン | 生成AI時代の歩き方 終戦記念日 »

滅び行く国にやりがいはあるか?

先週、用事があって相模原のビジネスホテルに泊まった日のことでした。

食事終わって、ホテルの部屋に帰って暇しているので、久しぶりにテレビをつけました。

そうしたら、なぜ働くか、というアンケートを若者を中心にやっていて、

6割がやりがい、2割がお金、そのほかが安定とかでした。

しかし、じゃあやりがいって今仕事で感じてますか?、やりがいってなんですか?
とう質問には、驚いたことに、ほとんどの人が答えられませんでした。

その番組は、たけしとか、相撲の横綱の日馬富士とかでていたのですが、

芸能界も、相撲界もたけしや日馬富士のような、頂点を君臨するような人でも絶対かなわない、というような逸材もあっさりその業界をやめていく人がいるそうです。

そういうなかで仕事を続ける動機はなにか、と聞かれたとき、
日馬富士は「魂」と答えました。


それは、天職ということだと思います。

若い日馬富士でも、天職についた感があれば、その能力が発揮できるのだと思います。


あとはその努力が花開くかどうかです。


こればっかりは、運や世の中の流れに依存します。


先日、オリンピックが決まりました。

また新しい目標が7年後にあることで、世の中が前向きになることが期待できます。


しかし、日本は基本的に、滅び行く国家なのかもしれません。

超大国や金融資本の属国であることへのあきらめ感。

いつまでたっても内需があがらず、少しも楽でないビジネス。

勿論情報化社会となり、大きな産業革命が起きているさ中であることは確かです。

デパートや書店などリアル店舗より、Amazonや楽天に代表されるネット通販に売り上げは移りつつあります。


しかし、飛躍的に起きる新しい需要は創造されず、アナログの市場を縮小させながら、そして貧富の差を増大させながら、産業革命は日々進行しているようです。


そういう中で、若者はやりがいを探し、でもやりがいが見つからず右往左往しているのが、このテレビの本質だったのでしょう。

日本人は、老いも若いも、なにか、前向きな生きがいを探しているにちがいありません。

それが、70年前のように、戦争にならなければいいのですが・・・