会社は、お客様が「お金を出したくなる商品やサービス」を生み出すことがすべてです。
したがって、「お金を出したくなる商品やサービス」ができるまで、改良改善をするしかありません。
それがすべてでしょう。
しかし、それが、簡単ではないのです。まず、組織に人材はいるのか、モチベーションはあるのか、目標は明確化されているのか、そして社員の気持ちも、その状況に応じて、四季折々です。
そんな混沌とした組織が、学びで成長できるとしたら、それはそれは素晴らしいでしょう。
二人一組になってコーチングしあうのは、いいかもしれません。
当然、部下とコミュニケーションも頻繁に行わなければなりません。
チームでできる学びとしては、一ヶ月自分がいろいろ大変だった仕事を話し合う、ということもあります。
実際の業務からの学びが大切であり、仕事そのものが学びになります。
仕事は金だけの問題ではなく、社員の納得感も重要です。
特に、以下の3つの項目の確認がお金を稼ぐことに、とても重要になります。この3つが、今日のビジネス、特に、個人業を難しくしているからです。
① この豊かな時代でも需要があるだろうか
とにかく需要が飽和な時代です。欲しい、と思わせられるものかが大切。
② 他の国ならもっと安くやれるか
ほかの国は、収入が半分、すくないところで10分の一です。人件費の圧倒的な不利ななかで、勝負できるビジネスかが問題です。
グローバルの難しさは、まさにここです。反対に国内だけで行えるビジネスは、グローバルの脅威になりません。
③ ITが代替できるか。ITでは無料のサービスが基本になりつつあります。その無料で済んでしまう ものは売れません。自分の商品やサービスが、無料のITと大きく差別化できるかを徹底的に考えましょう。
次の7つの項目が商品・サービス・プロモーションにおいて、今日ヒットを生みやすくしています。
① お客様の生き甲斐になるか?
お客様にとって生きがいになる商品やサービスであれば、確実にお金を払ってくれます。
② 物語性はあるか?
最近は物語性がヒットの要因をつくることにものなっています。「AKB48」はまさに、普通の女の子を自分が応援して、スターにする参加型のチームですし、「世界の終わり」はボーカルの男の子がいじめや引きこもりだったのが、セカオワハウスなる一軒家で共同生活して、大スターになっていく、とかです。
③ デザインは優れているか?
機能や性能で訴追する時代は終わり、よりスマートでわかりやすいデザインがヒットしやすいです。
④ お客様が共感できるか?
なによりもお客様が一目見て、わかりやすいことが大切です。
⑤ 遊びごころはあるか?
商品の中に遊び心があることが大切です。
⑥ 全体のバランスがいいか?
バランスがいい、ということは安心できる、ということであり、バランスと安心感は、多くの人に受け入れてもらうには、共感しやすいことも含めて重要です。
そこで、みなさんは以下のことをお答えください。
1、あなたが売り込もうとするターゲットは誰ですか?
たとえば、知人、仕事上でしりあった人、友人、家族、会社の元同僚 などなど
2、あなたが売ろうとしている、商品、サービスは、明確な差別化がありますか?
3、あなたが売ろうとしている、商品、サービスは、この豊かな時代でも需要があるだろうか?
4、あなたが売ろうとしている、商品、サービスは、他の国ならもっと安くやれるか?
5、あなたが売ろうとしている、商品、サービスは、ITが代替できるか?
6、あなたが売ろうとしている、商品、サービスは、お客様の生き甲斐になるか?
7、あなたが売ろうとしている、商品、サービスは、物語性はあるか?
8、あなたが売ろうとしている、商品、サービスは、デザインは優れているか?
9、あなたが売ろうとしている、商品、サービスは、お客様が共感できるか?
10、あなたが売ろうとしている、商品、サービスは、遊びごころはあるか?
11、あなたが売ろうとしている、商品、サービスは、全体のバランスがいいか?