「学力の社会学」(2004年 岩波書店 苅谷剛彦 志水宏吉編)
このグラフを見ると、勉強が楽しい、しかも将来のためになる、と感じているのは小学生のほうが多く、中学性ではそのモチベーションは大幅に減少しているのがわかります。
今自分の行っている勉強が社会とどうつながり、どう役に立つかが理解できるしくみを早急につくらなければ、彼らのモチベーションは大人になるにつれ下がる一方だと思います。
私も中学1年の途中で、大きく成績が下がったことがあります。中学生の多感な時期は恋愛や悩み、先生との相性、いじめなど、ちょっとしたきっかけで、学習への姿勢が大きく変わります。
しかし学年を追うごとに積み重ねで学習が難しくなる中学において、一度学校のカリキュラムに遅れたら、取り返すのはかなり難しくなります。いつでもわかりやすく簡単に過去のカリキュラムや、下の学年の学習を履修できるe-Learing教材があれば、多くの遅滞生徒をなくすことが可能です。