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20年にわたる教育現場の問題点とITによる対策 3

前回までの内容からITを活用して次のことをご提案します。
まず生徒の学習のモチベーションはオーソドックスな黒板授業で形成されます。
電子黒板を利用して、ちょっと工夫してみましょう。生徒のモチベーションが大幅に向上します。
授業でマルチメディア教材を利用して、遅滞生徒にも理解させ、対戦モードで学習意欲を盛り上げ、ゲームモードや特訓モードを個別学習や宿題でやらせて、そのデータをもとに個別指導を行う。
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遅滞者の原因が、前の学年の勉強がわからなくなると、どんどん遅れをとる。だからいつでも、どの学年でも自由にe-Learningで学習できる環境をつくることが大切です。

また学習遅滞が進むと、文字を読むことも億劫になるほど活字離れが進む。そういう子どもには、その子の能力にあった問題を自動的に出題させて、その子の進み具合にあったカリキュラムにすることも重要です。
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また文字を読むのが苦手な子どもはまず、マルチメディアで学ばせて、文字ではなく、直接イメージで理解させるとスムーズに学習が好きになります。
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計算、漢字や英単語の記憶など単純な学習はゲーム学習などで、子どもたちが継続できるシステムを選んで学習させる。
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とにかく生徒たちに学習習慣を日々継続させ、少しでも実力を上げて自信をつけさせることが肝要です。たとえ子どもたちに疑似的にでも自分たちが努力すれば成長できる自信をつけさせれば、自然と学習にも意欲が出てきます。

個別型指導が遅滞生徒にも速進生徒にも有効であるのだから、生徒一人一人の学習履歴を見て指導するように心がける。
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生徒の成績向上の過程を明確化できれば、指導しやすい。

先生の仕事に費やす時間を、テスト作成、採点、成績管理から個別指導へと移行させる。会議をなるべく減らし、グループウエア上でできる会議は集まらなくてもすませる。

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(当社教員用グループウエア メイン画面 授業の進捗把握日誌)

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(生徒個別指導情報画面)

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2008年06月19日 06:07に投稿されたエントリーのページです。

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