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2008年09月 アーカイブ

2008年09月04日

構想20年 「NextRevolution」誕生!

この度、メディアファイブは、歴史ネットゲーム「Next Revolution」を開発しました。今から20年前に構想し、会社を設立して15年、なんどもこのプロジェクトに着手しながら頓挫しましたが、ようやく完成の第1歩を踏み出すことができました。

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「Next Revolution」は、多くの人や会社が自由に集まり、歴史のなかで1年を100分の1程度に短縮し、時間の流れ、人の生き死に、時代の生滅を体感しながら、自分の才能を発見し、自分の能力を伸ばし、そこで楽しむだけにとどまらず、ビジネスや人材マッチングの場としても活かせるポータルサイトです。

皆さんに様々なゲームや活動をこのなかで営んでいただき、それを通して自分とはなにか、この国とはなにか、人生とはなにかを見つめなおすことができたなら、幸いです。

なぜ「Next Revolution」と命名したか?それは有史以来の「競争原理」による人間の営みを、次の時代は「共存共栄」に変えていかなければならないからです。「革命」の本来の意味は、古いものを倒して新しい時代を創るということですが、古い時代を尊重しつつ「共存共栄」の時代に変えていかなければならないと思います。「共存共栄」は日本や日本人がもっとも得意とする技術ではないでしょうか。これこそが有史以来の人間にとっての大革命となるでしょう。ITを活用すれば可能なことだと思います。

今、この国を覆っている閉塞感は、もちろん不況によるものもありますが、なによりも日本人の価値観の喪失にあると思います。

思えば、この閉塞感はどこから来たものでしょう。いまから63年前、日本は圧倒的な力の米軍の前に無条件降伏をしました。それから米国のリーダーシップのもとで高度成長を遂げました。オイルショック、ドルショック、円高不況を経営の合理化で乗り越え、米国からも「ジャパン アズ ナンバーワン」という本が出版されるほど称賛されるようになり、アメリカ以上に商売の付加価値をつりあげ、土地と株のマジックで容易に利益を獲得する術を覚え、バブルとなり、それがはじけた後は、もはやコツコツ独自のビジネスを行うことを忘れ、ITならなにがなんでもIT、マンション建設ならマンション建設ラッシュとなり、中国や新興国とのビジネスが儲かるとどんどん工場を海外へ移すなど、この国の経済は安易なビジネスに走るケースが多くなってきました。

容易なビジネスは、ITスキャンダル、耐震疑惑、サブプライム問題など、突然大きな事件となり、いとも簡単にバブルははじける。本当に人間が思い上がり、崩されるバベルの塔のごとく突然ビジネスは収束します。

もともと円高不況のころからは、構造不況といわれ、つまり資本主義の構造上の限界に来ていたのです。機械の発達により、生産性の向上が進み、価格が低下し、人の好みも細分化され、デザインやITというソフトウエアでの付加価値を増加させる。しかしそれも限界に達したころ、金融という手段で、バブルを作って不況を克服する手段が日本初で取られ始めたのです。

最初は土地を担保に株を買う、という手段で、クリントン政権のころからは、ファンドマネージャーが経済のかじ取りを行い、本格的に金融資本が本格化していきました。そしてみるみる巨大金融資本が誕生し、実体経済の存在すらも脅かすようになり、プライムローン問題をきっかけに、実体経済の崩壊が深刻化しているのです。

それでは次はどうすればよいか。経済は循環です。循環の流れに勢いをつけるためにはポンプがなければなりません。人口の増加、アジア国家の台頭、戦争、グローバリゼーションなど経済の流れを速める手段は多々あります。しかしもっとも有効なのは、私は消費者市場に投資の概念が持ち込まれることだと思います。

もちろん株式投資も自分の資産を増やすために、どこに有望な企業があるかを探り、投資することもその代表的な行為でしょう。しかし巨大金融資本が跋扈するなか、なかなかセオリー通りにはいかなく、とんでもない損をすることの方が多いのが現状です。

私はその経済モデルのお手本を江戸時代に求めます。江戸時代、9割は農民でした。幕末土地を持たない小作農は増えてはいたものの、その多くは自分の土地で工夫して作物を耕す自作農家です。
今でいう中小企業事業主がほとんどだったのです。寺子屋が発達し、農業研究の本が普及しました。江戸時代の農家は、試行錯誤し、気候や環境を研究しながら、よりおいしい、環境に強い農作物(しかもなるべく年貢の対象にならないように)をつくりました。

そしてこの鎖国の時代に、人々が豊かに生きた原因は3つのシステムによるものと思います。「教育」、「五人組」、そして「藩を中心とする地域産業」の活性化のシステムです。

教育に関しては、四書五経が普及し、どんなに貧乏な人でも大根1本持っていけば学問が気軽に学べる環境がありました。五人組は「連帯責任」を負わせ、お互いを監視する悪いイメージで、私たちは教えられてきましたが、たとえば年貢を払えない人がいれば、あとの4人が助ける仕組みは、チームワークで生産する、というとても素晴らしいシステムでもあるのです。

江戸時代、鎖国によって閉ざされた市場のなかで、人々は個人個人が、付加価値を生みだして食べていく術を身につけていきました。だからこそ知識の蓄積のある老人は大切にされたのです。(幕末、外国公使や探検家で有名なシュリーマンなどが手記を残していますが、日本人は皆、子供と老人を大切にすると書かれています。)

「高田屋嘉平とシリコンバレー」で述べましたが、江戸時代、大商人は皆取りつぶされました。淀屋橋で有名な淀屋、銭屋、高田嘉兵衛、紀伊国屋文左衛門などなどです。(そんななか三井、住友は徹底的に質素な暮らしと、幕府への献納で現代まで生き延びましたが、これは奇跡に近いそうです。)このような信用経済を破壊する行為は、幕府の経済的無知から生まれたものと思っていました。

しかし巨大な商人が誕生すると、閉ざされた経済の中では大商人のお金の再配分の力は大きな政治力を持ちます。自分の金と思って抱え込み適切な配分をしなければ、庶民にお金が回ってきません。個人個人が事業主であった江戸時代、大商人をつぶすという格差社会の是正はある程度必要悪であったのかもしれません。

三井、住友が生き延びた理由は、その時代に合った適切な再配分をしたからなのでしょう。日本においては、政治家や官僚が政治を安定させるために政治権力を適切に配分する役目をになっているのと同様に、事業家は、付加価値のある産業を生むために適切に資本を配分する役割をになっているのかもしれません。

ただ、江戸時代の問題点は、長く続いた幕府の体制により、それを運営する幕府の役人がサラリーマン化し、つまり組織のなかで動く歯車と化したことです。そして西欧列強の植民地政策の圧力に適切な対処がとれず、新しい中央集権国家を作らなければならない羽目に陥ったのです。

しかし外圧に対処するために作られた国家は富国強兵のもと、多様化、循環社会、個別化という江戸時代の良い部分も根こそぎ破壊していきました。廃仏毀釈運動がその象徴的なものです。神社と仏閣の混在化された地域社会の文化を意図的に破壊したのです。

夏目漱石や森鴎外は、お上ににらまれないように、日本の古き良き文化の破壊に警告を発し続けました。

そして今日、江戸時代の「五人組」はITというデジタルシステムに名前を変えて、教育・協業するためのITシステムとして、各地域を活性化しこの国を救う、と私は考えます。

メディアファイブでは教育ソフトやe-Learninngで気軽に学べ、みんなが知恵を出し合い協力できるシステム「則天」をプロデュースし、歴史のなかで、地域の活性化をめざす「Next Revolution」をつくりました。

具体的には、1000以上のコンテンツから自分の才能を発見するためのiモード公式サイト「学びのたね」。そして科学で実証された、五感学習でその才能を伸ばすための「media5 premierシリーズ」。家族で学べ、家族のきずなを深めながら健康や体力も管理できる「ファミリーナレッジ」。組織でその才能を発揮し、仕事で活かす「則天」。「則天」は、江戸幕府で致命傷となった「サラリーマン」を「事業主」に育てるシステムでもあるのです。そして今回、そういった個人、家庭、組織を結び社会で自分や組織の能力を活かすポータルサイトが「Next Revolution」なのです。

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(メディアファイブのラインナップと戦略)

また埼玉NBCの副会長、そしてIT委員長として地方の中小企業の「経営のIT化」を促進する活動を微力ながら行っておりますが、しかしなかなかその壁はあまりに厚いように感じられます。

大切な学びは、「知恵」だと思います。学校において、きっちり教科書を学ぶことより、勉強についていけなくなり、一念発起して、一学年前の教科書から勉強し、挫折を乗り越える、その乗り越えた経験と自信こそ、人生で役立つ「知恵」ではないでしょうか。

単に上司の指示に忠実に従い、人事評価で良い点をとることよりも、自分で考え、試行錯誤しながら利益を追求する知恵を身につけることこそ、人生を成功に導く知恵ではないでしょうか。

この国を考え、自分の生れた土地、住んでいる土地を考え、自分の仕事を考え、付加価値を出していくことに成功すれば、本当に生きている喜びを味わえると思います。

メディアファイブの商品やサービス、ネットゲームを活用することで、明日への活力となるヒントを得ることができ、新しい価値観を発見することができたなら幸いです。

2008年09月28日

いかにしてこの大不況を乗り越えるか。そのキーは「イノベーション」

先日、経営者の会合で、ある人がスピーチで「この経済危機を気力で乗り越えましょう!念じればキャッシュがついてくる!」とおっしゃっていました。念じるだけではキャッシュはついてきません。

太平洋戦争末期の日本のように、気力や神風にだけに頼ることは、滅亡を早めるだけです。
敗戦後、昭和天皇は「日本は精神力だけで戦争を乗り切ろうとした。日本は科学で負けたのだ」とおっしゃいました。その言葉に象徴されるように、太平洋戦争は米国にハイテクで負けたのです。

現在の危機的経済状況下では、経営のイノベーションしかこの不況を乗り越える手段はないと思います。世の中、本当の勝負の時は、「イノベーション」しかありません。
繰り返しになりますが、日本の経済はイノベーションによって高度成長を遂げました。二度のオイルショックも円高不況も経営のイノベーションで乗り越え、日本の経営が世界で注目されるようになったのです。

しかしバブルといわれる時期から、株と土地の高騰で企業は利益を上げることを覚え、その結果、売上規模とバランスシートでの利益率が株価を決定し、見せかけのバランスシートのきれいな企業が「勝ち組」として資産価値を拡大させていきました。

そして、市場にも見せかけの商品が跋扈し、消費者やユーザーは離れていき、多くの市場が衰退していきました。

今必要なことは原点に返ることです。経営の体力が続く限り、よりクオリティの高い商品を作り、あらゆる市場に様々な形態の工夫をして販売していくことです。

さらにバランスシート経営からキャッシュフロー経営へと変革し、また最終的には個人生産性追求経営に移行させることが必要だと思います。

キャッシュフロー経営は京セラの稲盛氏が提唱したことで広く知られています。投資をし、それを回収するための金の流れを追求する経営手法です。

これは大企業など、大規模な投資をし、回収する経営手法には最適です。しかし中小企業ではそれだけではダメだと思います。

中小企業においては(私は究極的には大企業も同じだと思いますが)基本的に社員一人一人の生産性を追求することが、真の利益追求だと思います。いままで「人」は人件費の負担が大きいから、それを抑える方向で「イノベーション」が考えられてきました。それは誤解だと思います。

インターネットの発達により、価格競争に拍車がかかりました。安くできるものは徹底的に価格競争に入ります。「人」が介在しないものは、いくらでも安くできるのでは、という心理が買い手の根底にあるからです。

したがって構成する社員の個人個人の生産性を追求することにより、個人が生産性追求に目覚め、試行錯誤するのです。その結果、ミツバチが蜂蜜を集めるように会社に付加価値が集まるのです。この付加価値はバランスシートにおける利益とはちがい、本物の付加価値になります。

そしてその付加価値を社員全員で販売していくのです。

これからの経営は「個人生産性の追求」。

どのように行うか?「則天」をご高覧ください。
http://www.media-5.co.jp/sokuten/
いずれにしてもこれから本格的な格差社会に突入します。

必至に働き、生きようとする意思のある人しか生き残れないと思います。必至に働き、生きようとする意思のある人は自分のイノベーションに余念がありません。

どのように「自分をイノベーション」するか?「至高の勉強法(試験に合格する勉強法)」をご高覧ください。
http://blog.media-5.jp/five-senses//
そして「パソコン五感学習」をご高覧ください。
http://www.media-5.co.jp/hp/premier3_s/index.html
ちょっと先走ってご報告してしまいますが、昨日、都内の病院で、当社のパソコン五感学習の効果をMRIで実験しました。これは4月につづいて2度目です。数年前、脳機能ブームの発端となった漢字書き取りが脳にいい、という説は実は間違っているのです。同じことを、同じスタイルで繰り返し学習すると、脳機能の向上は起きなくなるのです。脳機能は同じ内容も、別の角度で学習してはじめて脳機能は向上するのです。当社のシステムはそう作ってあるのです。従来実験に利用されていた脳波測定(よく頭に線をつないだもの)は実は、少しでも感情が入ると反応する、というチープなもので不正確なものなのです。正確な実験データがでたら、また皆さんに正式にご報告します。

このようにメディアファイブは自社で開発し、改良しつづけ、実験し、お使いになる皆様により良い「本物」だけを提供してまいりました。

メディアファイブは個人のイノベーション、学校のイノベーション、企業のイノベーション、そして社会のイノベーションを追求して15年努力し続けてまいりました。

今こそ、皆様のお役に立ちたいと考えております。

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