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はじめまして

はじめまして。メディアファイブの北畠です。私は教育学部出身です。しかし実際に児童、生徒を教えたことがあるのは、教育実習の5週間と、アルバイトで行った家庭教師や塾の教師の経験しかありません。大学卒業後、ゲームソフト会社に入り、ゲームソフトのイベント会場で、とにかく子供たちが夢中でゲームをしているのを目の当たりにし、これを教育に生かせたらいいのにな、と痛感しました。その後、シンクタンクに行き、新規事業のコンサルタントになるのと同時に、企業研修の講師も時々行いました。その後、教育ソフトメーカーを15年にわたり、営ませていただいております。

その間、教育ソフトのプロデュースは、バージョンアップを含めると数百タイトルになります。60万人以上の方々にソフトを利用していただき、お客さまから様々なご意見を頂戴いたしました。現場の先生方のご意見も多々いただき、様々な授業での当社商品の活用も見てまいりました。また数多くのアンケートを行い、分析にも努めてまいりました。

正直申しまして、私は「教育」つまり児童や生徒を導くのは、やはり「人間」の先生が行うことであり、コンピュータがそれに取って代わることもできないし、取って代わるべきではない、と考えております。コンピュータにできることは、いかに個人の能力に応じて「学習」するか、また学習者がいろいろ自由に「いじる」もしくは「触る」ことで、なにかを「発見する」「気づく」か、あとは先生の授業や仕事を手伝う、もしくは楽にさせるという役割でしかないと思います。

また私は企業教育に多少なりとも携わっていたので、幼児教育、小学校、中学校、高校、大学、企業教育、生涯学習といった、教育に連続性をもたせることで、有効な教育ができないか、ということを模索してまいりました。

一番問題なのは、日本において大学に入るまでは、正解のある教育(もしくは人が正解をつくること)が主体で、ビジネスの現場には正解がない、ということです。

また企業に入ったあとでもチームワークでいかに活動するかを学ぶことができないことです。やはりまず社会に出て、どのような人になってほしいか、そしてそのためにどのような高等教育があり、中等教育があり、初等教育があり、幼児教育があるか、を明確に考えるべきでしょう。

私は子供のころから記憶力が悪かったこともあり、さまざまな勉強法を工夫してまいりました。またテストの成績もいい時もあれば、悪い時もあり、優等生と劣等生の両方の気持ちも体験しております。子供や学生時代の授業を受ける側の気持ちを思い出しながら、試験勉強や受験勉強をしているころを思い出しながら、ソフトのプロデュースをしてまいりました。

このブログではそういった点を模索しながら、どのように教育にコンピュータがお手伝いできるかを探っていきたいと存じます。

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2008年05月25日 16:24に投稿されたエントリーのページです。

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