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パソコンをうまく使えば、ラクに勉強できる。

■パソコンをうまく使って自分のペースで学習する■

 パソコンは、仕事の現場では効率を上げるためになくてはならないものになりました。このツールは勉強でも威力を発揮します。
 特に試験勉強のためにはかなり使えるツールです。たとえば①Wordなどのワープロソフトを使って要点をまとめたノートや資料を作る。②暗記事項をExcelなどでデータベース化して、様々な形で出力する。(単語帳なども簡単に作れる)③自分の勉強の履歴を記録する。③インターネットを用いてわからないところや深く勉強したいところを調べる。④メールを使って、友達に質問したり励まし合ったりする。⑤学習ソフトを活用する。など様々な使い方があります。膨大な情報を整理し、いつでも取り出せるのがパソコンの利点です。
 家での勉強は独学です。すべてを自分で決められるのが独学です。自分のやりたいときにやりたい勉強をするのに、パソコンは強い味方です。時間を選ばないからです。どんなに夜遅くても、朝早くても関係ありません。いつも応えてくれます。インターネットもメールも24時間自分の使いたいときに使うことができます。1日を自分のペースでフルに使えるツールなのです。

・すべて自分で決められるのが独学の醍醐味。
・自分のやりたい時にやりたい勉強をするのに、使えるツールである。
・1日24時間を自分のペースで使う。
・時間を選ばない。

■記憶力を高める■

 大量に読み、大量に聞き、大量に解くことが記憶力を高めます。パソコンは大量にデータを使いこなすことが得意です。パソコンは目で見るだけでなく、音声のデータも扱うことができます。PCにあるデータはいくらでも繰り返すことができます。自分でデータを作りそれを繰り返すのもよいでしょうし、すでに合格に必要なデータを取り込んだ学習ソフトを使用してもいいでしょう。何しろ、繰り返す学習サイクルをうまく作ることが、記憶力を高め、点数をとれる勉強につながります。
 ある高校で、学習ソフトを使って補習を行ったデータがあります。それによると、同じ単元を3回以上繰り返すと平均20%以上習熟度が上がっています。3日目から大きな効果が現れています。(大森工業高校グラフ参照)この学校では、中学の課程を完全に理解していない生徒に対して中学の履修教材をプリントで作って、放課後を活用して数学などの反復履修を行っていました。しかし生徒が嫌がってあまり参加せず、効果が上がらなかったために、試しに学習ソフトを使って補習を行いました。ゲーム世代の生徒たちはスムーズに楽しく勉強でき、出席率も90%であったということです。
 この事例はパソコンによる繰り返し学習に確実な効果があることを示しています。たくさんの情報を自在に操ることができるパソコンをうまく使って、手軽に大量のデータを繰り返し学習することは即効性のある勉強法のようです。 

・大量に読み、大量に聞き、大量に解くことができる。
・ くり返す学習サイクルをうまく作れる。
・自分の学習をデータ化すれば、繰り返し学習に使える。

■少ない手順と速い応答性か学習の効率を格段にアップする■
パソコン学習の特徴は少ない手順と速い応答性です。特に学習ソフトを利用するとワンクリックで答えを選択することができます。そしてすぐに答えが合っているかどうかをチェックします。このスピードが大量の問題を少ない時間でこなすことを可能にします。またこの速い応答性が、自分の苦手な部分を効率よくあぶり出してくれます。
 ものを覚えるのに1番必要なのは「集中」と「繰り返し」です。何度も同じ事物に簡単にアクセスできれば、確実に身につくはずです。試験勉強で最も点数につながり易いのは、過去問の繰り返し学習です。それを集中して行える学習ソフトを使った勉強は、試してみる価値があります。丸付けや間違えた問題を履歴として残しておいてくれれば、それを繰り返し学習して、脳に叩き込んでしまうことができます。無駄な時間を使わず、問題を解くことに集中することができます。
 過去問題はよく練られているので、それをそのまま覚えることは即得点につながりますし、問題と答えが対応していると覚えやすいのです。あまり考えこまずに覚えるのに適した教材です。先にどんどん進むために考えすぎないでください。試験日までの日数は限られています。その間に何回繰り返すことができたかが、合否を決めます。

・パソコンはすぐに応えてくれる。
・間違えても簡単だと思わせる。
・たくさんの問題を少ない時間でこなすことができる。
・過去問や模擬試験の学習に最適である。
・繰り返し学習を少ない時間で集中的に行える。
・無駄がない。


■スキマ時間をとことん使える■

 一日のうちで半端なちょっとした時間が大切であることを1章でご説明しました。それでは見つけ出したスキマ時間をどう使えばいいのでしょうか。その時間を100パーセント活かすためには、工夫が必要です。いざ5分勉強できると思っても、直ぐに勉強できる状況を作らなければ、直ぐに時間は消費してしまいます。
 それにはパソコンのデータを使いこなしてください。そしてパソコンと学習ソフトと携帯電話やiPodを使えば、直ぐにやりたい問題に取り組むことができます。学習ソフトによるドリル形式の問題は短時間で集中ができます。そして正誤の記録を残してくれます。少しの勉強を積み重ねてくれます。そしてそのデータを、携帯電話やiPodでソフトのデータを音声データで持ち歩けば、どこでもちょっとした時間でそれを聞くことが可能です。通勤通学の途中、ちょっとした待ち時間、昼休みにそれを使ってスキマ勉強してください。 通勤電車などで外の風景とセットにして覚えること非常に脳に効果的です。タクシーの運転手の記憶力がすごいのは、風景とセットして記憶するからなのです。「海馬」は場所だけでなく、音やにおいにも反応する神経細胞があることが明らかになったそうです。「海馬」には目・鼻・手・耳・口などの様々な感覚が入力されるのです。そして統合されます。これらの情報は経験を作り上げ、いつどこで何を見、何を聞いたかを関連付けて「エピソード」記憶を作ります。「エピソード記憶」として記憶されれば、長期記憶として忘れずに脳に残ります。スキマ時間をうまく使って、繰り返し学習をし、その結果を「長期記憶」として確実に自分のものにしてください。

・PCさえあれば、どこでも勉強部屋になる。
・少し時間を効率的に使うことができる。
・パソコンによるドリル形式の学習は短時間で集中できる。


■インターネットやメールを活用しまくる■

 今は何かを調べるときにインターネットは欠かせないものとなりました。世界中の大量のデータを知識として使えるからです。調べた内容も簡単に保存できます。常に最新の情報を得ることができるのです。
 特に資格試験などにチャレンジするときは、様々な情報が必要になります。法令は日々変わっていますのでそれを知っていることは大事なことです。試験などでは通常は期間を切って試験の出題範囲とします。そのような試験に関する情報にも要注意です。インターネットを活用すればそのような情報を瞬時に得ることができます。
 今は、携帯でもインターネットを閲覧することができます。それによってどこでも情報を簡単に検索できるようになりました。そして調べた情報を保存できます。お気に入りやブックマークを利用してください。またその内容をすぐにメールで自分のパソコンに送っておくのもいいでしょう。
 スキマ時間で調べたスキマ情報を大切にしてください。それはスキマ時間と同じように積み重なっていくのです。そして必ず自分のものになっていきます。

・ 大量のデータを知識として使える。
・調べた情報も簡単に保存できる。
・勉強に関連した情報を瞬時で得ることができる。

■学習を管理してもらう■

 試験に合格するためには、時間を管理することが大切なように学習も管理することが大切です。試験までの時間に限りがある以上、その間に得ることのできる情報にも限りがあるからです。
 自分の情報はどんどん更新してください。パソコンを使えばそれを簡単に行うことができます。様々な情報を集約することが可能です。試験に合格するにはスケジュール管理をうまくしなくてはいけません。試験まであと何日あるのかをしっかり意識し、なるべく早く試験範囲を網羅し、繰り返せるかがカギです。分からない問題や苦手な箇所には立ち止まりがちになりますが、時間が限られていることを考えればそこでいたずらに消費せず、間違いは間違いとして正解を覚えてしまいどんどん先に進まなければいけないのです。そこが試験で100%とは限りません。確実に点数をとれ知識からまず覚えていくほうが効率がいいのです。間違えても繰り返し学習をすることで、それはきちんと脳に記憶されます。時間にゆとりがあるのなら、突き詰めて理解することは知識を身につけるという面では価値があることです。しかし試験は100点を取らなければならないのではありません。何しろ合格点を取れれば合格するのです。知識を深めるのは合格してからの仕事ではないでしょうか。
 分からないところ、苦手なところはそれとして管理してください。学習ソフトには学習の履歴をデータ化したり、スケジュールを自動で組んでくれるものがありますので、それをうまく利用してはいかがでしょうか。試験対策には学習の管理が欠かせないのです。
 

・自分のデータを残しておける。
・たとえば自分で英文のバリエーションを考え、メモ帳に書きためる。
・スケジュール管理に使う。

■学習意欲を刺激する■

 試験勉強は、他人との競争です。自分の実力を知るもっとも有効な方法は、他人を見ることです。自分の内にこもらず、外へ出ていくことです。しかし時間は限られています。インターネットやメールを使いこなしてそれを補ってください。インターネットが教えてくれる様々な外の情報、メールでの仲間とのコミュニケーションは非常に重要です。記憶力を高めるにはやる気が一番だからです。試験勉強の期間このやる気を維持し続けられるかが合否を決定します。
 自分一人で孤独に勉強するのは、空しいだけでエネルギーの無駄遣いです。自分に合った勉強法を確立するには他の人の勉強法から自分の方法を見つけるほうが近道です。仲間と自分の情報を交換し合ってください。勉強は人や物をうまく利用することで効率が格段に上がります。情報を土台にしてステップアップしてください。パソコンで人や物の情報を得て集約し、それを活用してください。様々な情報を制覇したものに勝利の女神は微笑みます。
 自己完結したものに意味はありません。自分の価値を高めていくには人との比較はなくてはならないものです。人や物の情報でやる気を刺激してください。インターネットは外の世界とコミュニケーションできるツールなのです。限られた時間で価値あるコミュニケーションをするために役立てください。

・友達といつでも情報交換できる。
・インターネットから様々な情報を得て、やる気を刺激する。
・自分の学習の履歴を残せば、達成感で、もっとやる気になる。

■変化をつける■

 教える現場ではアナログな手法が主流です。しかし社会ではすでにパソコンを使ったデジタルな情報が欠かせなくなっています。なぜかといえば効率が飛躍的にアップできるからです。試験勉強は学問ではありません。試験に受かるためにやるのです。効率をアップするために、もっとパソコンを使うべきではないでしょうか。
 知識を定着させるためには様々な方法で脳に働きかけるのが効果的です。参考書を読み問題集を解くことをアナログ形式とデジタル形式を並行させてみてはどうでしょうか。勉強に変化をつけるのです。両方の長所と短所を組み合わせてはどうでしょうか。アナログ形式は時間がかかりますが、思考力を身が身に付きます。デジタル方式はスキマ時間を活かし、蓄積させるのに向いています。
 学習に変化をつけて脳が飽きないように、うまく五感を刺激してください。学習を様々な経験と結びつけることで五感は刺激されます。音声データをうまく使いこなし、ペン書きし、キーボードを打ってください。また、デジタルデータは印刷すれば、アナログな感覚で取り組める情報となります。印刷物に文字を書き込むという行為はやはり記憶するのは欠かせない方法です。しかし、無駄にカード作り等に時間をかけず、繰り返す時間が取れるように、省ける時間は省いてください。少ない時間をいかに効率よく使うかを考えて勉強してください。試験勉強は仕事と似ているのです。結果に結びつかなければ意味がないという面で仕事と試験勉強は同じなのです。

・アナログな方法とうまく並行して、学習に変化をつける。
・五感を刺激して学習できる。
・学習が単調になることをふせぐ。

■パソコンを使って攻めの学習をしよう!■

 授業中、またはセミナーで先生や講師が「分からないことがあったら、すぐに質問してください」とよく言います。多くの人は分からないことがあっても、「今は話が途中だから、後で質問しよう」とか「今聞いたら悪いかな…」、「みんな分かっているようなのに私だけ分からなくて質問するのが恥ずかしい」などと考えているうちに結局質問もせずに終わってしまうことはありませんか。
 今までの学習スタイルの多くは、良い説明や解説を聞いて、読んで学ぶ…時間をかけてじっくり取り組めば、待っていれば、相手(や本)が教えてくれるというスタイルがほとんどです。しかし、その説明や解説がいくら良くても、すべての場合においてすべての人が理解可能かというと、ぞれは無理なのです。そして試験の日がきてしまうのです。
 インタ―ネットは情報のるつぼです。しかし自分で調べなければ何も教えてくれません。学習ソフトは試験に必要な内容が全てデータ化されています。そしてメールは仲間とあなたをつないでくれます。問題は自分がどうそのツールを使うかなのです。自分で考えて踏み出さなければ何も始まりません。パソコンを使いこなして学習するということは、つまり攻めの学習をするということなのです。
 待っていても時間ばかりかかるだけです。試験前の期間は限られています。また一日は24時間と限られています。資格をとるとか、入学試験に合格するとか確かな目標が定まったら、パソコンで攻めの学習をしませんか。


・学校やセミナーの授業や講習は受け身の学習。
・先生は「分からないことがあったら、すぐに質問してください」と言うがなかなかできるものではない。
・わからないことがあったらすぐに自分で調べる、行動するのが攻めの学習。
・自分でも極めれば、確実に実力がアップする。
・パソコンでうまくインターネットを使ったり、学習ソフトを使ったり、自分の学習データを活かすと、攻めの学習が可能になる。

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2008年09月01日 13:08に投稿されたエントリーのページです。

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